2025年4月13日から開催される予定の大阪・関西万博。今年、11月30日には開催500日前、そして入場チケット前売り販売が開始されるということで、全貌が徐々に見え始めてきている。
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提供:2025年日本国際博覧会協会
10月4日に続き10月18日には、民間パビリオン合計13者のうち、前回発表されなかった以下6者のパビリオンの構想が発表された。
・吉本興業ホールディングス株式会社
・株式会社パソナグループ
・特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン
・株式会社バンダイナムコホールディングス
・飯田グループホールディングス株式会社
・一般社団法人大阪外食産業協会
吉本興業ホールディングスやバンダイナムコホールディングスといった民間企業では企業独自の強みやIPを使ったパビリオンを予定しており、それらが万博のコンセプトとどのように調和するのか注目されている。
今回は発表された民間パビリオン各者のコンセプトを見ていこう。
吉本興業ホールディングス株式会社「よしもと waraii myraii館」
提供:ⓒ吉本興業
よしもと waraii myraii館は、丘の上に浮かぶ、直系約20メートルにも及ぶ笑顔の球体をメインエントランスにし、さまざまなイベントやショーを楽しむことができる広場で構成されている。コンセプトは、SDGsの先にある、本当の「いのち輝く未来」のため、笑いの新しい可能性を拡げていくこと。言葉や文化を超えて、世界の子どもたちが笑顔でつながることができる、楽しい展示やコンテンツを展開する予定となっている。
「吉本興業には、各々がクリエーターでもある数多の芸人さんやタレントが所属しています。その活動はお笑いだけにとどまらずアートや文学、音楽など多岐にわたります。waraii myraii館では、芸人さんやタレントのクリエイティブも結集し、小さな微笑みから大笑いまで、笑顔から生まれる幸せを体感できるパビリオンを目指します」(吉本興業ホールディングス)
株式会社パソナグループ「PASONA NATUREVERSE」
『PASONA NATUREVERSE』は、「いのち、ありがとう。」をコンセプトに掲げ、iPS細胞による再生医療の第一人者である澤芳樹氏(大阪大学 名誉教授、大阪警察病院 院長)をエグゼクティブプロデューサーにし、「からだ・こころ・きずな」をテーマに様々な展示をする。
“いのちの歴史ゾーン”の「生命進化の樹」は、池上高志氏(東京大学大学院 総合文化研究科広域システム科学系 教授)が監修し、いのちの歴史や未来への可能性などを表現する。
「現代の『社会の問題点』とは何か。それは『健康』ではないでしょうか。『身体の健康』『心の健康』そして『社会の健康』。この3つをあわせた『Well-beingな社会』こそ、私たちが目指す未来です」(パソナグループ)