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うさぎの足裏には肉球が無い?放っておくと怖い「ソアホック」の話

2023.11.01

うさぎの足裏には肉球がありません。ただし、肉球がないことでなりやすい病気があるんです。もうすでにうさぎを飼っている人も、これから飼う予定がある人も知っておきたいうさぎの病気を「日本動物医療センター」の記事を参考にご紹介します。

うさぎの足裏に肉球はない

うさぎの足裏に肉球はありません。なので、皮膚が直接地面や床材があたりやすく、少しの摩擦でも毛がすれて抜けやすくなっています。そこで起こりやすい病気が〝ソアホック〟です。

肉球がないことで起こりやすいうさぎの〝ソアホック〟ってどんな病気?

足の裏(特にかかと部分)の毛が抜けて、その部分の皮膚が赤く炎症を起こして潰瘍になることを〝ソアホック〟と言います。

日本語だと別名、飛節びらんや足底潰瘍と呼ばれることも。重症化すると痛みの生じる場合がある病気です。

うさぎの〝ソアホック〟の初期症状は?

日常的にうさぎを抱っこしていたり、触れあう時間が多い人は、足裏の毛が抜けていることに気づきやすいことも。ですが、抱っこが苦手なうさぎは、足の痛みが強くなって引きずるようになるまで、初期症状に気づけないこともあります。

ソアホックになることで、うさぎのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が下がってしまう原因に。なので、早めに対処するためにも、うさぎと過ごしていて気になる事があったら、病院へ相談することをおすすめします。

うさぎの〝ソアホック〟の原因は?

ソアホックは通年起こりやすい病気なのですが、中でも季節の変わり目や換毛期など、毛が少なくなるタイミングは、よりソアホックになりやすいと言われています。

〝ソアホック〟になりやすい原因や環境は以下の通りです。

・固い床材
・水や尿によって足もとが湿っている、衛生面が良くない環境
・肥満によって体重の負荷がかかる
・生まれつき足底の毛が薄い
・普段からスタンピングをよくする
・年齢を重ねてケージ内であまり動かずに、同じ姿勢で足底をついている
・爪が長い(爪が長いと体重がかかとにかかりやすい)

ソアホックを予防するためにも周りの環境などを見直そう

先ほど説明したように、ソアホックの原因として、生まれつき足裏の毛が薄いほかにも、普段生活している環境からソアホックになることがあります。予防するためにも、普段過ごしている環境をもう一度見直してみましょう。

足に負担がかかりにくい床材

家庭のうさぎケージ、散歩をしているお部屋の床材には、なるべく足裏に負担がかかりにくいものを選びましょう。ジョイントカーペットやマイクロファイバーモール(お風呂場などでよく使われるマット)など、滑りにくく摩擦が起きにくいものがおすすめ。ですが、合う素材はうさぎによって異なるので、色々な素材を試してみましょう。

こまめにケージの手入れをする

不衛生な環境だと、皮膚の感染症につながって毛が抜けやすくなることも。なので、定期的にケージの手入れをするようにしましょう。

肥満にならないようにする

体重が増加してしまうと、足に負担がかかって摩擦が起きます。なので、ペレットの与えすぎなどに気をつけ、体重の管理をしましょう。

スタンピングしても摩擦が起きにくい環境

うさぎがイライラした時に行うスタンピング。通称足ダンを起こさないようにするなら、着地する時、摩擦が起きにくい環境にしましょう。

ソアホックが悪化する前に病院へ相談を

ソアホックにならないよう環境を工夫していても、病状が悪化することもあります。そのような場合は、早めに病院へ相談しましょう。

「日本動物医療センター」では、皮膚炎への軟膏塗布や内服薬、摩擦防止のためのバンデージ(テープ)の他にも、その子にあった適切な処置を一緒に考えてくれます。また、普段からどのような床材を使用したらいいのかなど、相談するのも良いでしょう。

【参考】日本動物医療センター うさぎのソアホックとは

※データは2023年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

文/山田ナナ

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