ETC。日本では旧車のバイクでない限り、殆どの車がETC車載器を搭載している。
そのETCを活用したキャッシュレス決済サービスが注目されている。
たとえば、ETCで駐車場を利用できるようになればどんなに便利だろうか。駐車券を受け取るという動作すら不要になるのだが、それを実現する『ETCGO』という決済サービスが始まろうとしている。
一般有料道路のキャッシュレス化
今年11月26日、埼玉県三郷市と千葉県流山市をつなぐ三郷流山橋有料道路が開通する。
この道路に導入される『ETCGO』は、いつものETC車載機で利用できる仕組みだ。高速道路のETCサービスとは違い必ず一時停止しなければならないものの、それにさえ気をつければ利用の流れは従来のETCとほぼ一緒である。
首都高速道路株式会社、アマノ株式会社、株式会社日立製作所、首都高ETCメンテナンス株式会社の共同事業である『ETCGO』は、何と駐車場にも導入できるというメリットを含んでいる。事業者側にとっては、『ETCGO』より低コストでシステムを導入できるという点もあるという。
ここまで書いた事実だけでも、革命的な出来事だ。
というのも、日本の一般有料道路の料金所は今でも「現金のみの有人対応」の場合が多い。現金がなければ、当然Uターンを余儀なくされる。また、二輪車のライダーにとっては料金所でエンジンを切るかギアをニュートラルにするかして、現金の入った財布をガチャガチャやらないといけない。最悪、そのためだけにバイクを一度降りることも。
筆者自身、今日び「小銭を入れる財布」などというものは持ち歩いていない。もしも小銭を手にした場合、普段履いてるリーバイス505のコインポケットに入れるようにしている。日頃の買い物はスマホに搭載したクレカ、モバイルSuica、PayPay、au PAYで済ませている。
パスケースにはクレカと緊急時のための1,000円札がある。が、それらは使用頻度が多くないため、サッと取り出せる位置には備えていない。
このような状態で一般有料道路へ行こうとすると、絶対に難儀するわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=EBJwVTqS-CQ