小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

役割が複雑化かつ高度化?管理職が抱えている悩みTOP3、3位チーム・部門の運営、2位人事評価・フィードバック、1位は?

2023.10.24

部下に成長してもらいたいが「部下の反応が不安」「適切な伝え方がわからない」管理職が多数

続いて、管理職はどんな時に部下の課題を感じるのか、その場面を質問したところ、「部下の業務の進め方など、行動面を見た時」と回答した管理職が65.9%と最多となった。

次に「部下の発言を確認した時(43.4%)」「部下の制作物、成果物を確認した時(39.9%)」と続く。管理職が、部下の課題を感じるのは、業務の進め方や発言など部下の行動面を見たときであることが判明。

では、部下の課題に気づいた管理職は、フィードバックをする際どのような気持ちで臨んでいるのだろうか。

結果、7割以上の管理職が「部下に成長してほしいと願う気持ち(70.9%)」と回答し、多くの管理職が部下の成長を願っていることが明らかに。

次に、「部下の思考や行動に関心を持つ気持ち(44.4%)」、「部下と思考や行動の基準を擦り合わせたいと思う気持ち(40.7%)」と続いた。

これまでの結果で7割以上の管理職が部下の成長を願っていることがわかったが、部下にフィードバックすることができずに躊躇してしまうケースも見受けられ、約6割もの管理職が「部下にフィードバックすることを躊躇したことがある」と回答。

フィードバックすることを躊躇する最大の理由は「部下の反応に対して、不安があるから(39.9%)」であった。次に、「適切な伝え方がわからなかったから(37.0%)」「自分が本当に正しいか自信がなかったから(29.0%)」と続く。

多くの管理職が自身のフィードバックスキルに対し、自信がないと感じている傾向が見受けられる。

最後に、部下を評価する際、評価者として自分自身にどのような課題があると思うか質問したところ、「ひとりひとり十分に時間をとることができていない(28.7%)」「評価期間全体で評価せず、直近の状況に引きずられてしまう(26.2%)」「チーム内で極端な評価をつけることをためらってしまう(23.1%)」が回答の上位を占める結果に。

まとめ

役割や業務が高度化する中で、会社の中核を担う管理職は今、何に悩んでいるのかを明らかにすべく、管理職の実態調査を行った。

結果、半数以上の管理職が「部下育成」に課題を抱えていることが判明。第1弾の今回は、部下育成には欠かせないフィードバックに焦点をあて、その実態について調査結果をまとめた。

調査結果では、9割以上の管理職が、部下の態度や振る舞い・発言に普段から注意を払っており、改善すべき課題として、「部下の業務の進め方など、行動面を見た時」「部下の発言を確認した時」などが挙げられた。

課題をフィードバックする際には、7割以上の管理職が「部下の成長を願っている」ことも明らかになり、部下育成に積極的に取り組もうという姿勢も感じられる。

一方で、「部下へのフィードバックを躊躇する」という回答が6割にのぼった。「躊躇」の背景には「部下の反応が不安」「適切な伝え方がわからない」と部下への「遠慮」が多く見受けられた。

また、8割以上の管理職が、部下の将来像や業務に関わるプライベートの状況までは踏み込んでおらず、近年ニュースなどで取り上げられるハラスメント問題への意識が、部下と接する際の「躊躇」に繋がっている可能性も考えられる。

調査概要
調査対象者:ラーニングエージェンシー社が提供する管理職向け研修の受講者
調査時期:2023年6月19日~8月31日
調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数:484人
*ラーニングイノベーション総合研究所「管理職意識調査(部下へのフィードバック実態編)」
*各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外としている
*構成比などの数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%とならない場合がある

関連情報
https://www.learningagency.co.jp/

構成/Ara

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。