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素材、形、装着感の違いは?ダイソーで買える110円の耳栓を使い比べてみた【100均】

2023.10.27

筆者は、大都市を離れてワーケーションをしているが、電車に乗ることも、繁華街に出かけることもめっきりと減った。

たまに所用で電車に乗ると、以前は気にならなかった走行音が耳障りで仕方なく、耳せんを使うようになった。それまでは、「耳せんは飛行機に乗った時に使うもの」くらいの認識しかなかったが、調べるとは需要は増えているようだ。

リモートワークで生活音を遮断する目的で使用する人が増加したのが大きいが、睡眠の質を高めるため、花火大会やライブ会場の大音量から耳を保護するためなど、用途は広がっている。

いまやニーズに合わせ、様々な耳せんが販売されていて価格もピンキリ。100円ショップのダイソーにも、何種類もの耳せんがあったので、そこから目に留まった5製品を紹介しよう。

ソフトで耳にやさしい「耳せん ケース付 3ペア(6個入)」

110円で6個入り、持ち運びに便利なケース付き(2個収納)という、一番お買い得感のある耳せんがこちら。素材はソフトなポリウレタン製で、指で軽く押しつぶせ、しばらくの間は形状は元に戻らない性質をもつ。つまり、耳穴に入れてから、外耳道に合わせて膨張するので、フィット感にすぐれている。

パッケージには、「低音域から高音域まで高い遮音性能を発揮します」とあるが、主観評価ではそこまでの性能ではない。騒音を1段階下げるくらいなので、室内でデスクワークをしていて、外の車や工事現場の音が気にならなくするといった用途には有用。

■商品詳細

商品名:耳せん ケース付 3ペア(6個入)
価格:110円
原産国:韓国
材質:ポリウレタン(ケースはポリプロピレン)
商品サイズ:直径1.0~1.3cm×長さ2.5cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4549131079968

水濡れに強く水泳にも使える「耳せん 携帯ケース付」

こちらは、先に取り上げた耳せんと同じく黄色系だが、共通点はカラーだけで、材質・形状ともに異なる。材質は弾性発泡ポリマーで、形は円筒形。ポリウレタンに比べるとやや硬く、また耳にスムーズに入れにくい。短いので、耳に入れても「ちゃんと入っているかな。抜け落ちないかな」という不安が若干残る。

性能的には、「耳ざわりな高周波音だけをカットし、人の声など必要な音は通します」という仕様だが、ポリウレタン製のより若干遮音性が増している印象。また、水に劣化しにくいので水泳にも使用できる。

ちなみに、ダイソーでは珍しい米国製で、パッケージにも「MADE IN USA」と大きくアピールされている。水泳のレース競技にも使用されているロングセラー商品だという。

■商品詳細

商品名:耳せん 携帯ケース付
価格:110円
原産国:アメリカ
材質::弾性発泡ポリマー(ケースはポリプロピレン、ポリエチレン)
商品サイズ:直径1.3cm×長さ1.8cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4995802335824

三重構造で遮音性を高めた「抗菌耳せん スパイラル」

品名にあるとおり、抗菌仕様の熱可塑性エラストマー製で、水にも強いのが特徴の耳せん。カラーは、ブラックとクリア(半透明)の2種類ある。

「スパイラル」とは「らせん」の意味だが、形は正確にはらせん状ではなく、直径の異なる「傘」が三重に連なっている。装着時は、耳を上に引っ張り、耳せんを回すように挿入する。遮音性能はまずまずといったところだが、装着感はあまりよくない。人によって外耳道の構造は異なるので一概に良し悪しは言えないが、筆者の耳には合わなかった。

■商品詳細

商品名:抗菌耳せん スパイラル
価格:110円
原産国:日本
材質:熱可塑性エラストマー(ケースはポリプロピレン)
商品サイズ:最大直径1.5cm×長さ3cm
種類:ブラック、クリア
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480062976

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