日産自動車とJVCケンウッド、フォーアールエナジーは、電気自動車「リーフ」の再生バッテリーを利用し、3社で共同開発したポータブル電源を発売すると発表した。
日産では、同商品を「ポータブルバッテリー from LEAF」として発売する。また、JVCケンウッドは、同様の製品を、今年中に公式オンラインストア「JVCケンウッドストア」を皮切りに発売する。
「日産リーフ」の再生バッテリーを利用した「ポータブルバッテリー from LEAF」
「リーフ」の中古バッテリーを再利用することで、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献
今回発売するポータブル電源は、これまでにグローバルで累計65万台以上を販売している電気自動車の「日産リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用して開発している。「リーフ」の車載バッテリーは、使用された後でも高い残存性能と安全性を持っており、再利用においても安心して使える仕様を実現している。また、同製品は「リーフ」の中古バッテリーを再利用することで、製造時のCO2発生を抑え、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献している。
今回の共同開発、販売にあたり、日産は、製品の企画立案と自動車開発で培った車載環境での使用を実現するためのノウハウを提供している。またJVCケンウッドは、カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器やポータブル電源の開発で培った技術と知見を生かし、安全性はもちろん、使用済みバッテリーの再利用に最適化した設計のもと、製品化を実現し生産する。フォーアールエナジーは、「リーフ」のバッテリーを二次利用するための開発を行い、ポータブル電源用に最適化されたバッテリーの供給を行っている。
3社は、美しい自然環境を未来に残すため、電気自動車の再生バッテリーを活用し、脱炭素社会・サステナブルな社会の実現に向け、今後も取り組んでいくとしている。