お手入れ方法2: 室外機周辺の掃除や整理整頓で無駄な電気代を抑えよう
エアコンの暖房運転時、室外機は屋外の空気中の熱を集める役割をする(集めた熱は室内機に運ばれて室内を暖める)。
空気中の熱を集める際、室外機は背面や側面から空気を吸い込み、その空気から熱を奪った後に正面から吹き出す。そのため、室外機周辺に障害物などがあると空気の流れが滞り効率的に熱を集められなくなり、その分、消費電力が増加する。
室外機周辺には障害物(例えばゴミ箱や鉢植え、室外機をカバーする箱のようなものなど)を取り除き、空気の流れを確保することが大切だ。
また、落ち葉の季節には、室外機背面に枯れ葉などが溜まって障害物になってしまうこともあるため、こうした物も取り除いておこう。
年間の消費電力量を考えると買い替えの選択肢も
今年の冬も気になる電気代。実はエアコンの買い替えも、日々の消費電力を抑えることにもつながる。
例えば、ダイキンの2023 年モデルのルームエアコンにおいて、省エネ性の高い機種(うるさらX) と標準的な機種(E シリーズ)の年間消費電力量の差は約3割になる。
10年間使い続けることを考えると、買い替えのタイミングで一度、年間の消費電力量を計算してみることもおすすめだ。
※年間の電気代の目安=消費電力量(期間合計(年間 ・kWh)×電力料金目安単価(円/kWh)
※一般的に電力料金単価は31円/kwh(税込)で算出している。(主要電力会社10社平均単価)