本格的な秋を迎え、絶好の行楽シーズンが到来した。今の季節に楽しみたいアクティビティといえば、やはり紅葉狩りではないだろうか。
様々な楽しみ方がある紅葉だが、ナイトタイムエコノミーなど“夜の観光”が注目されている。
そこで、リクルートが発行する旅行情報誌『じゃらん』はこのほど、ライトアップ実施予定の紅葉スポットにフォーカスした「紅葉絶景スポット」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
『じゃらん』圧巻!夜の紅葉絶景ランキング
圧巻だと思う夜の紅葉絶景1位は、青森県「中野もみじ山」となった。樹齢100年以上のもみじが織りなす自然美は圧巻のひとこと。続く2位は三重県「なばなの里」。イルミネーションとライトアップ紅葉が一度に楽しめる点や水面に映る逆さ紅葉が支持を集める結果となった。
3位の群馬県「河鹿橋」は伊香保温泉にある観光スポットだ。紅葉した木々がライトに照らされ一面オレンジに輝く光景は神々しいほどの美しさを放つ。そのほかTOP10には、紅葉に包み込まれるような、まるで絵画のような絶景が楽しめるスポットが多数ランクインした。
『じゃらん』圧巻!夜の紅葉絶景ランキング:トップ10を紹介
1位:中野もみじ山【青森県】
青森県の中でも有数の紅葉の名所。中野もみじ山内には樹齢100年以上のもみじが約130本あり、辺り一面が鮮やかな紅葉で覆われ、彩り豊かな自然美が織りなす景色は圧巻のひとこと。入口から御社殿前までライトアップされ、ライトが照らす中州や不動橋は息をのむほど美しい姿を見ることができる。
[見頃]10月下旬~11月上旬
[ライトアップ]10月20日(金)~11月5日(日)16:30~21:00
2位:なばなの里【三重県】
300本以上のヤマモミジやイロハモミジが紅葉する時期は、同時に園内のイルミネーションも点灯し、より一層華やいだ雰囲気に。中でも「鏡池」はライトに照らされた色鮮やかな紅葉が水面に映り込む幻想的な景色が見られる注目スポットだ。紅葉ライトアップとイルミが一度に楽しめるのも「なばなの里」ならでは。
[見頃]11月下旬~12月中旬
[ライトアップ]紅葉の見頃に合わせ、日没後より点灯※詳細は公式ホームページを確認
3位:河鹿橋【群馬県】
伊香保温泉の湯元付近にある赤い太鼓橋。新緑の季節から紅葉まで年間を通してその景色を楽しめる観光スポット。紅葉の時期には、もみじやカエデ、クヌギ、うるしなどの木々が赤から黄色へ色づく美しいグラデーションを見ることができる。照明が当たると辺り一面がオレンジ色に輝く様子はまさに神秘的だ。
[見頃]10月下旬~11月中旬
[ライトアップ]10月下旬~11月中旬16:30~22:00(予定)
4位:もみじ回廊【山梨県】
河口湖北岸の梨川に、約100本のもみじの巨木が150m連なる紅葉トンネルがある。久保田一竹美術館側の入口から見ると、照明で際立つ赤と黄のトンネルが絶景で、中に入ると足元から頭上まで光に包まれる幻想的な景色が広がる。日没間近にはライトアップされた紅葉と富士山の絶景も楽しめるのでチェックしてみてほしい。
[見頃]11月上旬~11月下旬
[ライトアップ]富士河口湖紅葉まつり開催期間10月28日(土)~11月23日(木・祝)日没~22:00
5位:香嵐渓【愛知県】
約4,000本のモミジが色づく、東海エリアを代表する紅葉スポット。まるでご飯を盛ったかのように丸みを帯びた「飯盛山」は足助町のシンボル的存在で、ライトアップされるとまるで“光の山”のごとく美しい世界が広がる。巴橋の上から見た待月橋と巴川に映る紅葉の景色も圧巻だ。
[見頃]11月中旬~11月下旬
[ライトアップ]11月1日(水)~11月30日(木)日没~21:00
6位:御船山楽園【佐賀県】
標高210mの御船山を借景に15万坪の広大な庭園が広がり、四季折々の絶景が見られるスポットだ。樹齢170年のオオモミジや樹齢300年の大楠をはじめ、ツツジ谷や振り向き坂、池越しに眺める紅葉など見所も多く、見る者を圧倒する豪華絢爛さを誇る。
[見頃]11月中旬~12月初旬
[ライトアップ]紅葉の見頃に合わせ、日没後より点灯※詳細は公式ホームページを確認
7位:応頂山勝尾寺【大阪府】
“勝運の寺”として知られる名刹。山門を抜けると、弁天池越しに見渡す全山の紅葉が山の緑、空の青と相まってまるで絵画のような景色に。期間限定の特別ライトアップでは、昼間の厳かな雰囲気とは趣の異なる、神秘的かつ幻想的な空間を楽しむことができる。
[見頃]11月中旬~12月上旬
[ライトアップ]11月中の土・日・祝日没~20:30
8位:姫路城西御屋敷跡庭園好古園【兵庫県】
姫路城の南西に位置し、城を借景に造られた約3万㎡の日本庭園。秋はヤマモミジやカエデ、サクラなどが各所で色づき、大池周辺など見所が満載。中でも「御屋敷の庭」の渡り廊下は左右に絵画のような紅葉絶景が広がり、時代劇の主人公になった気分に浸れると話題のスポットだ。
[見頃]11月中旬~11月下旬
[ライトアップ]11月17日(金)~12月3日(日)日没~20:00
9位:偕楽園もみじ谷【茨城県】
水戸藩・第九代藩主徳川斉昭によって造園され「日本三名園」のひとつとしても知られる偕楽園本園。広大な面積があり、季節ごとに梅やサクラ、竹林が美しい彩りを添える。本園から徒歩10分のもみじ谷では約170本ものモミジやカエデが真っ赤に染まり、その景色はため息がでるほどの美しさだ。
[見頃]11月初旬~11月中旬
[ライトアップ]11月3日(金・祝)~11月19日(日)日没~21:00
10位:修善寺虹の郷【静岡県】
約2,000本の紅葉めぐりを楽しむことができる花と緑に囲まれたテーマパーク。匠の村のモミジやイギリス村、カナダ村の紅葉がライトアップされるが、中でも日本庭園・菖蒲ヶ池のリフレクションやかやぶき屋根の古民家を彩る風情ある紅葉は必見。絵になる風景が堪能できる。
[見頃]11月中旬~12月初旬
[ライトアップ]11月11日(土)~12月3日(日)16:00~21:00
<調査概要>
インターネット調査/調査時期:2023年9月4日(月)~2023年9月7日(木)調査対象:47都道府県在住20代~50代/有効回答数:1,050名/複数回答(『じゃらん』掲載情報を中心にピックアップしたライトアップ実施予定の紅葉絶景スポットの中から、圧巻だと思うスポットを3つまで選択)
出典元:じゃらん(リクルート)
構成/こじへい