JT は、JT Group Purpose「心の豊かさを、もっと。」をテーマに、「呼吸する休憩所」を10月23日から10月31日まで JT 本社に設置し、運用を開始する。
「呼吸する休憩所」は、JT のコーポレート R&D 組織、D–LAB(ディーラボ)とユカイ工学、博報堂が共同開発した呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」と、JT の連結子会社、BREATHERが製造、販売する深呼吸習慣化デバイス「ston s(ストンエス)」を体験できる場。
この機会を通じて、JT の従業員に新しい休憩の仕方を提案し、業務の合間の適切な休憩を促すことを目的としているという。
また、「呼吸する休憩所」については、先日、開催された「日本科学振興協会年次大会 2023」や「Age Well Japan2023」にて設置し、来場した多くの人に新しい休憩の仕方を体験してもらった。
なお「fufuly(フフリー)」については、CEATEC 2023 へ出展し、同時に Kickstarter を通じたクラウドファンディングも開始する。
JT は、JT グループが未来において社会から求められ、かつ、長期にわたり価値を発揮し続けるべき領域を「心の豊かさ」と考え、将来的には、この「心の豊かさ」領域において貢献し続けたいという思いから、2023年2月にJT GroupPurpose「心の豊かさを、もっと。」を策定した。
今回の「呼吸する休憩所」の取り組みは、「今日もよい 1 日だった」と感じられる心豊かな社会のための第一歩と考えているという。
呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」とは
抱きかかえて使う呼吸誘導型のロボットクッションであり、「呼吸の引き込み現象*1」に注目し、まるで呼吸をするように膨らんだり縮んだりするテクノロジーを活用している。
このクッションはJT、ユカイ工学、博報堂が開発し、商品化を目指すプロジェクトから生まれた。
参考にした研究*2では、実験装置の動きに合わせて、呼吸のリズムと深さが誘導されることが確認されている。
*1 動物が呼吸するとき、触れ合っている仲間の呼吸につられるという現象。
*2 Yuki Ban, Hiroyuki Karasawa, Rui Fukui, Shin’ichi Warisawa:
Development of a Cushion-Shaped Device to Induce Respiratory Rhythm and Depth for Enhanced Relaxation and Improved Cognition. Frontiers Comput. Sci. 4: 770701 (2022)
また、「fufuly(フフリー)」は2023年10月17日(火)より、Kickstarterを通じてクラウドファンディングを開始。CES 2023ではコンセプトモデルを発表し、「CES2023イノベーションアワード」を受賞。この度、ユカイ工学を通じて、待望のクラウドファンディングの実施を決定した。
深呼吸サポートツール「ston s(ストン エス)」とは
ston s(ストン エス)※3は、吸い込むとカートリッジ内のリキッドが熱せられ、蒸気が発生。発生する蒸気からフレーバーを楽しむことができると共にカフェインやGABAを吸引できる、ひと休みをアップデートする深呼吸習慣化デバイスであり、新しい休憩体験を提供するために生まれた。
充電不要でスイッチもなく、気軽に使えて、深呼吸の習慣化に役立つ。約400回の吸引※4が可能なこの商品は、「頑張る人のひと休みをアップデートする」ことを目的に、JTの連結会社であるBREATHERが独自の技術を用いて開発し、2022年2月より販売している。
*3 ston s(ストン エス)はニコチンやタールを含まない深呼吸サポートツール。
*4 吸引回数は吸い方により異なる。
https://official-store.breather.co.jp/products/ston-s/
構成/ob1