婚外パートナーのセックス頻度
婚外恋愛パートナーとはどのくらいの頻度で性的交渉をもっているのだろうか。
まず今回の調査対象における「体の関係の有無」をみていく。
男性86.2%、女性72.2%が婚外パートナーと「体の関係がある/あった」と答えている。この「ある/あった」と答えた274人に「セックスの頻度」を尋ねた結果が次のグラフだ。
おおむね「会う頻度」と一致する傾向を示し、男性は「月に1回程度」が最多の44.3%、女性は「数か月に1回」が最多の43.4%となっている。女性のほうが頻度の少ない傾向にあるが、「週2回以上」が男性よりも多い点が注目される。
続いて、男女別・年代別にみたのが次のグラフ。
男性は30代で「月2~3回」「週1回」がそれぞれ13.2%を占めて性にアグレッシブな傾向がみられるが、「数か月に1回」も39.5%に上るなど、二極化の傾向がみられる。
また、50代男性も「月1回」が46.3%で「月2~3回」「週1回」が約25%に達するなど、頻度があまり落ちていないことがわかった。
女性をみていく。
30代女性はあまり時間がとれないためか「数か月に1回」が4割を占めるが、「週2回」以上が8.3%を占めて性に積極的な女性が一定数いることがわかる。男性を含む全年代で最も高い割合だ。
注目されるのは40代女性で「月2~3回」「週1回」「週2回以上」を合わせると35.5%にも達する。女性の場合、40代は「女盛り」と言われ、性欲のピークであるともされているが、それを裏付ける結果となった。男性も40代が最も頻度が高い傾向にあったが、それを上回る傾向があらわれている。
ただし、女性の場合、男性と違って50代になると一気に頻度が低下する。週1回以上は0%で、「数か月に1回」が過半数になっていた。
配偶者に疑われたこと、バレたことはあるか
婚外恋愛で最も気をつけなければならないのは、配偶者に知られることだ。いわゆる「妻バレ」「夫バレ」は絶対に避けなければならない。離婚する意思があっても慰謝料等で不利になり、何より相手を傷つけてしまう。
家庭は壊さない前提の婚外恋愛なら、なおさら配偶者に気づかれないようにするのが原則だ。しかし、アンケートでは次のような結果が出た。
男性の実に33.5%が「妻に婚外恋愛を疑われたことがある」と答えている。「不明」は19.7%だが、単に「分からない」だけでなく、「触れないようにしている」「妻とほとんど交流がない」なども含むと想像されるため、実際は4割以上の男性が「疑われている」のかもしれない。女性は「ある」が男性よりは低いが、「不明」も多いのが気になるところ。
続いて、実際に「バレた」経験があるかを尋ねると、次の結果になった。
男性の28.3%が「バレた」と答えている。疑われたケースの約8割がバレている計算だ。
一方、女性の場合は22.2%が「バレた」と答えていて、こちらも約8割。やや女性のほうが少ないものの、男女間にそれほどの差は観られなかった。
年代別でも「疑われた割合」「バレた割合」を比較したところ、おおむね大きな違いはなかったが、唯一30代男性のみ特徴的な傾向がみられた。
30代男性の45.7%が「妻に婚外恋愛がバレたことがある」と答えているのだ。「不明」の一部を加えると5割を超すかもしれず、驚異的な数字といえる。
まだ若い30代は、行動の慎重さに欠けたり恋愛に前のめりになりすぎたり配偶者に対する配慮が欠けたりするのかもしれない。なお「疑われたことがある」と回答した30代男性は52.2%だから、9割近くが疑われたのちにバレたという計算になる。