実際に同じルールでチャレンジしてみた
2023年10月6日に、「本の酒情報館」(港区新橋)で「きき酒メディア体験会」が行われたので、参加して実際にこのルールで試してみた。
▲7種類の日本酒のほかに、口直し用の水(左)と、飲まずに吐き出すためのカップ(右)も用意されている。黄色い紙を敷いているのは、日本酒の色をわかりにくくするため
7分はあっという間なので、短い時間の中で順位をつけるために、中央会から以下のアドバイスがあった。
・最初は香りだけで決める。
(口に入れると次のお酒に影響が残り、感度が悪くなってわかりにくくなるため)
・最初に、特徴が大きく異なり比較しやすい2種類を把握する。
(差が微妙なものは順位が近くなるので、はずれても点数は小さいから、後回しにする)
アドバイスどおり、最初は香りだけをかいでみたが、これがもう、さっぱり差がわからない。ただ、なんとなく酸味が強い香りと、甘い香りのものはわかったので、それをメモしていく。
ちなみに以前はメモも許されず、すべて記憶だけで順位を記すルールだったそう。メモをとっていいことになってから、全問正解者が出るようになったそうだ。
次に少しずつ口に含んでみた。すると、先ほど「甘い香り」と感じた「C」は飲んでみても美味しく感じたが、酸味を感じた香りの「G」は苦みもあって、苦手な味だった。一番特徴が違う2つをまず決める、ということだったので、「C」を1位に「G」を7位にした。
しかしそれ以外はあまりに微妙過ぎて、違いがほぼわからない。酸味が苦手なので、酸味が強い順番に順位をつけたが、それもあやふや…。