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よく考えるとメリットばかり!「身土不二」を実現する麹の力

2023.10.22

麹料理研究家・阿部かなこ先生は、自然に近い食べ物が心と体を育てていくと考え、身土不二(しんどふじ:体は土から造られる)に共感している一人。スローフード、地産地消の考え方は、アメリカでもBuy Local運動となって世界中に広がっている。

日本人の食文化を支えてきた発酵食品の味噌、醤油、日本酒は、すべて麴が原料である。その麹をもっと家庭料理に使おうと、阿部かなこ先生が提案するのが調味料としての麹を積極的に家庭料理に取り入れること。料理のコクが増し、普段の料理がワンラックアップするという。

今回は塩麹の魅力と、失敗しない塩麹の作り方を聞いてみた。

自分自身の力を引き出すには毎日の食事が一番重要

――はじめまして!阿部先生、現在、麹の魅力を発信するInstagram「麹のあるくらし」が大人気ですが、MRとして医薬品関連事業に携わっていた経験があるとか?

阿部先生 私は学生時代、リンパ系の病気を患いました。毎日40度の高熱に苦しみ、CT、MRI、骨髄検査などあらゆる検査を受け、数カ月の入院を経験しました。

退院後は1年間のステロイド治療を受け、副作用で体重が20キロも増えてしまいました。楽しい学生生活を送ることができず、健康でいることの大切さを実感しました。

就職先に選んだのは製薬会社です。自分が副作用に悩まされた経験から「薬にはベネフィットもあればリスクもある。適切な情報提供をしたい」という強い思いがあったからです。

しかし、実際に働いてたどり着いた答えは、「薬は根本的治療にはならない」ということでした。人の身体を変えられるのは、化学の力ではなく自分自身の力。その力を引き出すには毎日の食事が一番重要ということに、気がついたのです。医食同源の考え方ですね。

バランスの良い食生活を送り、添加物など体に必要のないものをできるだけ取らないようにし、食事を正していくうちに、どんどん体の調子が整ってきました。

現在は「心も体も健康」をテーマに麹料理のオンラインサロンを主宰しながら情報発信をしています。

麹生活で心も体も満たされる

阿部先生 麹と出会って、人生が大きく変化しました。私は小さい頃からアレルギー性鼻炎、片頭痛に悩まされて、ずっと薬に頼っていました。それが今ではすっかり薬のお世話にならない生活に変化したのです。

「何だか身体がだるい、重い」といった不調な日も少なくなりました。また、味覚が変わってきて、砂糖たっぷりの甘いものやジャンクフード、パンなど太りやすい食べ物が以前より欲しくなくなりました。体重もずっと変わらないままです。

何より良かったのは、心が穏やかになったことです。食事が整うと、心も体も整います。ぜひみなさんにも、麹のある生活で、自分にどんな素敵な変化が現れるのか、体験して、楽しんでいただきたいと思います。

――新刊書「体の内側からきれいになる 麹のレシピ」(KADOKAWA発刊、定価1500円+税)では、麹の魅力について詳しく書かれています。

阿部先生 人は自然から生まれた生き物です。旬の食材を美味しいと感じること、きれいな景色を見て心が安らぐこと……人が心地よいと感じるのは、すべて自然に近いものに触れた時です。

自然のパワーを得て、心も体も満たされる。そんな毎日を送るための手段の一つが、麹生活です。

毎日の食生活に麹を取り入れることで、体の内側から健康になれたり、忙しい人や料理が苦手な人でも簡単に美味しいご飯を作ることができたり、麹にはいいことがたくさんあります。何より日本で生まれたものなので、日本人の体質に合っているのです。

身土不二(しんどふじ)という言葉があります。自分の身体と土は一体であり、自分の住んでいる国、土地でとれたものを食べようと言う考え方です。醤油、味噌、酒など日本人になじみ深い発酵食品はすべて「麹」からできています。日本人特有の麹菌からつくる麹調味料はまさに身土不二そのものなのです。

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