スマートライドモニターで走ってみた!
ここから先は、スマートライドモニター体験走行会の当日のこと。残念ながらどんよりとしたぶ厚い雲が空を覆い、雨がずっと降り続けるという辛い天気でした。
普段はカブに乗る筆者にとって、テスト用車両のZX-25Rの前傾姿勢は「緊張」の一言です。なんとか頑張ってスマートライドモニターの機能をチェックするぞ…!
スマホとスマートライドモニターの連携は、Bluetoothの設定メニューから簡単にできます。
Androidユーザーの筆者の場合は「新しいデバイスとペア設定」をタップ。いくつか表示されたデバイスの中からスマートライドモニターを選択すると、1分ほどで接続が完了しました。
一旦連携ができれば、スマホとスマートライドモニターの両方から操作が可能です。筆者のスマホアプリの中では『Googleマップ』『電話』『Spotify』『メッセージ』『Amazon Music』などがAndroid Autoに対応していました。
スマートライドモニターのタッチパネルは、指でもスマホ対応のグローブでも反応良好です。雨の中で濡れた手で触るシーンもありましたが、誤動作なく滑らかに操作できる印象でした。(タッチパネルでの操作が難しい場合は、本体上部にある物理キーでの操作も可能)
今回のテストで走ったのは全部で15分ほどのコース。Googleマップのナビを設定したら、いざ、走行開始です!
走行中はスマートライドモニターでナビ画面を見て、インカムでナビ音声を聞きます。初めての道と言うことで緊張感はありましたが、視覚と聴覚で案内してもらっていることから、焦らず正しいルートを走ることができました。
一番気に入ったのが、液晶画面が高輝度・高解像度というところです。
昼間でも案内が鮮やかにはっきりと見えるため、ナビを注視する必要はまったくありません。安全や法律的に問題がないのはもちろん、すぐに情報が頭に入って運転に集中できる点も有難かったです。
見やすいのはマップだけではなく、スマホに電話がかかってきた場合の表示も大きくて鮮やかです。
画面上をタップすることで、インカムを使って簡単にハンズフリー通話に対応できました。(オプションで『プロワイヤレスリモコン』を購入すれば、物理キーを使ってより簡単に対応することも可能です)
モニター自体のデザインもスタイリッシュでカッコよく、バイクのスタイルやカラー、年式などを問わず似合いそうです!
筆者にとっては、今回体験走行をした中ではほとんど不満が見当たりませんでした。
1点だけ粗探しのように難を挙げるとすれば、スマートライドモニターが持つ『死角検知システム』(他車両の接近を知らせる警告機能)よりも、ミラーと目視の方が確実でわかりやすいように感じました。
ただしロングツーリングなど荷物の積載が多い場合や、車体が大きくて死角が多い場合などは、死角検知システムに助けられるシーンもあるかもしれません。自分の目で確認することを第一前提に、補助的な使い方をするとベターだと思います。
ライダーの強い味方になりそう!
スマートライドモニターで体験走行をさせてもらった結果、ツーリングに役立つ機能をギュッと盛り込んだ優秀ガジェットであることが実感できました。
性能とカッコよさを兼ね備えているため、たくさん走るライダーの強い味方になりそうです!
●製品情報
製品名:SRS-001 スマートライドモニター AIO-5 Lite
メーカー希望小売価格:82,500円(消費税込み)
製品詳細はタナックス公式サイトをご確認ください
▼ちなみにタナックスでは、阪神タイガースの優勝を記念して数量限定のコラボシートバッグも発売予定。3サイズの展開で容量5~18リットル。日帰りから1泊ほどのツーリングで大活躍してくれる、ファン必見のアイテムです!
取材協力:株式会社タナックス、ライダーズカフェリトルパイン
文/高木はるか
アウトドア系ライター。つよく、しぶとく、たくましくをモットーにバイクとキャンプしてます。 愛車はversys650、クロスカブ110、スーパーカブ90。
高木はるかの記事は下記のサイトから
https://riding-camping-haruka.com
協力/ラフアンドロードスポーツ
編集/inox.