屋外でノートPCやタブレットを使う際に便利なのが、iPhoneの「インターネット共有」という機能。Androidスマートフォンやその他の機器にある、「テザリング」と呼ばれるものと同じく、スマートフォンの通信回線を、ノートPCやタブレットでも利用できる機能です。
テザリングを使うためには、スマートフォンの通信回線が必要になりますが、契約しているプランによって、月々どれくらいのデータ通信が、テザリングにて使用できるのかが変わってきます。
本記事では、KDDIの3ブランド「au」「UQ mobile」「povo」にて、それぞれテザリングがどれくらい利用できるのかを見ていきましょう。
目次
au、UQ mobile、povoでiPhoneのインターネット共有(テザリング)を使うのにかかる料金は?
KDDIの3ブランドのうち、メインブランドとなるauで契約している場合、インターネット共有(テザリング)を使うためには申し込みが必要となります。申し込みは、電話や店舗、Webから可能。ただし、Web(My au)で20時以降に申し込み手続きをした場合は、翌日9時からの適用となります。
一方、UQ mobile、povoでインターネット共有(テザリング)を利用する場合、特別な申し込みは不要。どの料金プランで契約をしていても、そのままインターネット共有機能が利用できます。
また、3ブランド共通で、インターネット共有(テザリング)は無料で利用可能となっています。
メインブランド「au」でiPhoneのインターネット共有(テザリング)はどれくらい使える?
メインブランドのauには、大容量プランとして「使い放題MAX 5G/4G」、「auマネ活プラン 5G/4G」の2つが用意されています。どちらも、データ通信自体は使い放題ですが、インターネット共有(テザリング)は月に30GBまでとなります。
ただし、「使い放題 MAX 5G DAZNパック」や、「auマネ活プラン 5G ALL STARパック2」のように、通信回線とサブスクサービスがセットになった料金プランの場合、インターネット共有(テザリング)で利用できる容量が増加するのが特徴。パック内容によって利用できる容量は異なりますが、60GB~最大80GBとなっているため、インターネット共有(テザリング)機能を多用する人には、こちらがおすすめとなります。
一方、メインブランドの小容量プランとして用意されている「スマホミニプラン 5G/4G」や「スマホスタートプラン」の場合、利用できるインターネット共有(テザリング)の容量は、料金プランで定められているデータ通信量と共用となります。つまり、上限が4GBとなるため、インターネット共有(テザリング)を利用するのには、あまり向いていない料金プランといえるでしょう。
【参照】au/テザリングオプション
au(KDDI)のサブブランド「UQ mobile」や「povo」でiPhoneのインターネット共有(テザリング)はどれくらい使える?
UQ mobileでインターネット共有(テザリング)を利用する場合には、申し込みが不要。インターネット共有(テザリング)で利用できるデータ通信量は、契約しているプランの通信量と共用になるので、ミニミニプランだと4GBまで、トクトクプランだと15GBまで、コミコミプランだと20GBまでとなります。
一方、「トッピング」にて必要分のデータ通信量を随時購入するpovoでも、インターネット共有(テザリング)で利用できるデータ通信量は、スマートフォンで利用できるデータ通信量と共用になります。そのため、データ通信トッピングを購入していれば、その分インターネット共有(テザリング)も無制限に利用可能。KDDIの料金プランの中で、実は一番インターネット共有(テザリング)が利用できる料金ブランドともいえるでしょう。
【参照】UQ mobile/テザリング機能
【参照】povo/iPhoneのテザリング接続方法とできない場合の対処法
au回線でiPhoneのインターネット共有(テザリング)ができない時の対象法
au回線でiPhoneのインターネット共有(テザリング)機能が利用できない場合、まずはテザリングオプションに加入しているのかを確認しましょう。確認は、My auから行えます。
また、iPhoneのモバイルデータ通信がオンになっていないと、インターネット共有(テザリング)機能は利用できないので、iPhoneの通信状態も確認する必要があります。
上記をチェックしても問題がない場合は、iPhoneと接続先のデバイスをそれぞれ再起動することで、状況が改善することがあります。また、OSのアップデートが配信されている場合には、アップデート作業を先に行うことで、インターネット共有(テザリング)機能が利用できる場合もあります。
※データは2023年10月上旬時点での編集部調べ。
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文/F.さとう