DIME MAGAZINE
近年、完全ワイヤレスイヤホンが台頭する一方、ヘッドホンはどちらかというと目立たない存在になりつつある。しかし、音質の面では依然としてヘッドホンに軍配が上がる。主要メーカーは、ヘッドホンもワイヤレス化することで需要喚起をはかっているが、それにこだわらなければ、ダイソーの有線ヘッドホンをあえてすすめたい。音質はそこそこいいし、なんといっても価格の安さは魅力的だ。何商品かあるなかから、３つを取り上げよう。
小型・軽量で持ち運びに便利な「ヘッドホン（折りたたみ式）」
使わないときはコンパクトに折りたためて持ち運びしやすいヘッドホンで、ヘッドバンドは4cm近く伸縮する。コードは標準的な1.2mで、取り回ししやすく、収納時に邪魔にならない、ほどよい長さ。プラグもスタンダードな3.5mm径のもの。
性能面でみると、再生周波数帯域は20Hz～20,000Hz、音圧感度：105dB／mWとなっており、330円という価格を考えると満足できるレベルだろう。実際に使ってみると、イヤパッドが小さいわりには、あまり音漏れせずしっかり聴ける。なんといっても、軽くて携帯性にすぐれるので、通勤電車など外で使う機会が多い方にはイチオシ。
■商品詳細
商品名：ヘッドホン（折りたたみ式）
価格：330円
原産国：中国
材質：ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリウレタン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル、銅
商品サイズ：8cm × 6cm × 14cm、コード長さ120cｍ
種類：ホワイト、ブラック
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4549131743098
室内での使用に最適な「ヘッドホン」
商品名は、シンプルに「ヘッドホン」とあるだけで、おそらくダイソーのスタンダードモデル的な位置付けなのだろう。価格は「ヘッドホン（折りたたみ式）」と同じ330円。
諸性能もほぼ同じだが、35mmのプラグはL型、コードは平形となって、狭小空間での抜き差しがしやすく、絡みにくいといった細かい優位性がある。また、密閉型イヤパッドが大きめでフィット感が良く、長時間の装着でも疲れにくくなっている。筆者が数年前に購入した、有名オーディオメーカーの数千円のモデルと比べても遜色なく、室内使用ならこれで決まりかと。
■商品詳細
商品名：ヘッドホン
価格：330円
原産国：中国
材質：ABS樹脂、ポリプロピレン、発泡ポリウレタン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル
商品サイズ：16cm × 3cm × 18cm
種類：ホワイト、ブラック
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4972822760218
メタリックな質感を醸し出した「ヘッドホン（クロム風）」
こちらは、ヘッドホンのハウジング部分（イヤパッドの外側）がクロムメッキ風になっているのが最大の特徴。ただしあくまでも、「風（ふう）」であり、本物の装飾クロムメッキではないかと思う。人によっては、そこに高級感よりむしろ安っぽい印象を抱くかもしれない。
性能面で見ると、出力音圧レベルがやや高い115dBである以外はほかと同じ。このレベルは、数値が大きいほど一定のボリュームで大きな音量を得られ、若干の優位点になっている。
■商品詳細
商品名：ヘッドホン（クロム風）
価格：550円
原産国：中国
材質：ABS樹脂
商品サイズ：14cm×7cm×18cm、コード長さ120cm
種類：ホワイト、ブラック
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4549131700077
撮影・文／鈴木拓也
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