DIME MAGAZINE
セルフロウリュ可の『フィンランドサウナ コメア』。ベンチの板に隙間があるのがフィンランドっぽい！
このリラックスを求めていた！誰もが殿様になれる幸福のリゾートサウナ
いつか行きたいと思っていましたが、なかなか行けずじまいでした、『スパ ラクーア』！
だってオシャレといいますか、リゾートムードといいますか、ワタシのようなサウナオヤジには二の足を踏む部分があったんですよ。
「ちょっと、何、このジジイ。場違いじゃない？」
男女共用の休憩スペースなどで、若いお嬢さんにそんな目で見られるのではないか？
しかし、いい意味で裏切られました。もちろんオシャレなリゾート感覚満載ですが、その部分も含めて、サウナ施設として、
「余は満足じゃ！」
と殿様気分に浸りましたよ。
そうだよ！ もともとサウナって、サウナ上がりに、どれだけ殿様気分になってリラックスできるかが重要だと思うんですよ。
『なみだの操』の殿様キングスならぬ殿様リラックス。その状態に完全になってました。
サウナ室は男風呂だけで4室。
一番高温の部屋の設定温度は100℃。結露ではなく、汗腺から汗が出てくることを実感することができてグッとくる。
逆に一番低温の部屋は70℃なんだけど、セルフロウリュが可能もしくは不可能な時間が1時間交代であるんで、ロウリュができる時は降りそそぐ対流熱を堪能できるし、できない時間はサウナが苦手な人でも心地よい熱さ。
以上の2サウナの温度でいえば中間に当たる80℃の面積が広いサウナ室は2つ鎮座。そのひとつはテレビ完備、そしてテレビなし部屋はアウフグースがある。
サウナの好みは人それぞれだけど、この4つのスタイルがあれば、好みは絶対見つかる構成になっている。
要するにサウナ施設として間口も広いが、奥行きもしっかりあるんですよ。水風呂も17℃と22℃の2浴槽あるし。
で、そんな温浴部分もいいんだけど、その後に過ごすリラクゼーションスペースが最高！
リクライナーが並ぶリラックスラウンジなんか、部屋の端から端が霞んで見えないくらい広い！
で、そこにダラ～ッと寝そべったまんま、ラウンジカフェにタブレットで軽食と飲み物が注文すると持ってきてくれんの。
これぞ、格別な殿様気分！
そこで、セルフロウリュできるサウナがあまりにも正統なフィンランドスタイルの内装だったんで、フィンランドを思い出して『スモークサーモンサラダ』を頼み、酒も呑む。まさに殿様リラックス！！
リラックスラウンジはひとり静かに過ごす場所だけど、会話とかできるラクーアリビングというスペースもあって、こっちはしっかりした食事に飲み物を提供するカフェ・カーサ＆デリに、本格的なカクテルにも対応するザ・バーってのもありまして、ダメ押しでカクテルのネグローニを呑んだ。
オレ、サウナって2時間くらい空き時間ができると行くパターンが多いけど、ここは2時間滞在じゃもったいないわ。朝から晩まで過ごす気持ちで訪れ殿様リラックスをズ～ッと味わい続けたい、まさに都会のリゾートサウナ！ 白旗。
100℃熱が脊髄攻める『高温サウナ オールドログ』。
温浴槽は天然温泉。サウナに凝りだした当初は温泉を敵対視してたけど、今は好きになりました。
深い水風呂は一歩一歩階段で下りつつ入水する感じが◎。
『ラウンジカフェ』の『スモークサーモンサラダ』（600円）に『生搾りグレープフルーツサワー』（650円）。サーモン、ネットリしてました～。
『ラクーアリビング』。奥に『CAFE CASA ＆Deli』と『THE BAR 』あり。
広大な『リラックスラウンジ』でアナタも殿様リラックスのメンバーに。
【DATA】
［住］東京都文京区春日1-1-1 東京ドームシティLaQua5〜9F（フロント6F） ［電］03・3817・4173 ［料］大人3230円（18歳以上・タオルセット、館内着レンタル料含む） ※深夜（深夜1:00〜早朝6:00）・休日（土曜・日曜・祝日、特定日）割増料金あり。特定日はHPで要確認 ［営］11:00～翌9:00 （浴室利用は翌8:30、露天風呂は翌7:30まで。最終入館翌8:00） ［休］10月2、3日 ［交］東京メトロ「後楽園」駅より徒歩1分、都営地下鉄「春日」駅より徒歩2分、JR中央線・総武線・都営地下鉄「水道橋」駅より徒歩3分
カーツさとう
コラムニスト／プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通……なんて毎号書いてありますが、ネコの本を作りました！ 当ページの右隣のページを見て。そして買って、淳子のお願い。
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