「MT-125」の主な特徴
■アジャイルな加速を実現するハイパフォーマンス型VVA(可変バルブ)搭載124ccエンジン
アジャイルな加速性能を実現するため124ccの水冷SOHC・4バルブ・FIのエンジンを搭載した。低速向けと中高速向けのカム(吸気側)が7,400r/minで切り替わるVVAにより、全域で優れたトルク特性を発揮、良好な加速性能を得られる。
またアシスト&スリッパー(R)クラッチと、トラクションコントロールシステムを採用。加減速時にストレスのないシフト操作を実現し、快適な走行性をサポートする。なおラジエターは、水温に応じて冷却水の循環経路を切り替える”バイパス式サーモスタット”方式とし、暖機時間が短く燃費性に貢献する。
■アジャイルなハンドリングを支える剛性バランスに優れた軽量スリムな車体とフロント周り
軽さと強度剛性のバランスを図ったデルタボックス型フレームを採用。左右ピボットの軸間を209mmとワイドにし強化部材を織り込むことで、優れた走行性を支えている。また、後端部をショートにした専用設計のリアフレームは、マス集中を持ち味とするMTのスタイルを具現化するとともに、フロントに加重しやすいモタードライクなライディングポジションを支える。
さらに剛性に優れたインナーチューブ径37mmの倒立式フロントサスペンション、アーム長とのバランスを図った軽量アルミ製リアアーム、ワイドなリアタイヤ(140/70-17)、前後幅を詰め上下にスペースを取った球形の新作燃料タンクにバーハンドルなどの組み合わせにより、アジャイルなハンドリングを実現している。
■マルチファンクションLCDメーターなど、所有感や安心感を満たす機能・装備
メーターは、ネガティブ表示によって視認性の向上を図ったマルチファンクションLCDメーターを採用。ギアインジケーター、タコメーター、スピードメーターを目立つようにし、オドメーター、ガソリンメーター、時計なども表示。昼夜問わず、車両の状態と情報が把握しやすくなっている。
さらにフロントマスクの中央に凝縮感あるコンパクトなLEDプロジェクターヘッドランプ、その上部にLEDポジションランプを配置。軽量・薄型・コンパクトというメリットを活かし、俊敏なハンドリングに貢献している。
■MTらしさを突き詰めたTorque×Agileなスタイル
睨みを効かせたコンパクトなフェイスに、躍動感を強調するショートテール、ビッグバイクに引けを取らないエンジン周りの力強さ、エアダクトや新作燃料タンク&樹脂製タンクカバーなど、機能とリンクした凝縮感あるデザインで、シャープなフォルムとした。
特に小排気量クラスでは大きくなりがちなヘッドランプ周りやリアシートは極限までコンパクトさを追求。加えて、同じパーツ内でのシボの使い分けやアルミパーツの採用など、質感や手触りにもこだわり、上位機種同等のディティールを併せ持っている。
【フィーチャーマップ】
【販売計画】
800台(年間・国内)
【メーカー希望小売価格】
495,000円(税込)
【主要諸元】
関連情報:https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/mt-125/
構成/土屋嘉久