「ブラジル」日本の不便は想像を絶する
週に4回程度、家と最寄駅の移動でUberを利用するというサンパウロ在住の松浦さん。車社会のブラジルで、運転しない人にとっても気軽な移動を可能にしたと話す。
「私がブラジルに移住した4年前は、既にUberは当たり前のように使われていました。ブラジル人のパートナー曰く、それまでタクシーは高いサービスという印象があった一方で、Uberの参入で金額的にもカジュアルに使えるものになったと言います。
日本人の私としても、言葉が通じなくても安心して利用することができるのは大きい。さらにブラジルは車社会で多くの人が車で移動していますが、そもそも私は運転をしないのでその点も非常に助かっています」
さらに松浦さんは、ライドシェアは社会を下支えするインフラだと話す。
「ライドシェアが普及している国の人にとって、日本の不便さは想像を絶するものです。例えば、海外からの旅行者が”Uberありき”で頭が切り替えられず、うっかり遠出をしてしまって取り残される状況も起こり得ます。
ライドシェアはどこにいっても「気軽に」「安全に」「低コストで」移動できる社会インフラだと実感しているので、日本における高齢者運転による事故や、歩くことが難しい人にとっての移動手段、オーバーツーリズムなどさまざまな社会問題にも寄与すると思います」