ドコモはスマホの普及、SNS・動画視聴などの利用に伴うデータトラヒックの増大により、スマホが利用しづらいなどのエリアについて通信品質改善の取り組みを継続している。
具体的には、今後データトラヒックの増加に伴い、近い将来対策が必要となるエリアを含め、全国 2000 か所以上のエリアに対して「点」での対策と、鉄道などで移動する際に車内や駅エリアで不便なく利用できるなどの「線」での対策を組み合わせた広範囲の集中対策をすすめている。本集中対策に対しては、将来需要も見据えて300 億円の先行投資を行ない、早期に完了するという。
【ドコモ通信品質改善の取り組み概要】
集中対策実施エリア
1.全国の約 2000 か所以上(駅、繁華街、住宅街など)
2. 全国の鉄道動線(乗降客数の多い、JR、私鉄、地下鉄など)
集中対策の主な内容
・既存基地局の活用(電波照射の角度調整・指向調整・出力調整、5G 上り品質の更なる改善 など)
・基地局設備対策(5G/4G 設備増設・新設、高度化された MassiveMIMO 装置の導入 など)
※ユーザーが安心して動画視聴(HD 画質相当)できる通信品質を目安として取り組み。
集中対策スケジュール
1.全国の約 2,000 か所以上(駅、繁華街、住宅街など)
2023 年 12 月までに 90%以上完了
2.全国の鉄道動線(乗降客数の多い、JR、私鉄、地下鉄など)
2023 年 12 月までに既存基地局を活用した対策を完了
通信品質改善状況(新宿/渋谷/池袋/新橋)
都内4エリア(新宿、渋谷、池袋、新橋)の最新の通信品質改善状況は以下のとおり。
※ユーザーが多く利用する時間帯において、ドコモにて測定したもの。
※スループットは受信時の測定結果。時間帯・その他イベントなどの影響により実際の通信品質と異なる場合がある。
※「↑」表記および()内の記載内容は、2023 年 7 月 28 日のお知らせ内容からの変更箇所を表している。
関連情報:https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_231010_00.pdf
構成/ob1