ひとみの専門店を運営する一般社団法人健康長寿では、全国の眼科医を対象に「老眼」に関する調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
老眼は何歳からなりやすいのか、多い初期症状とは?
老眼とは、生体レンズの役割を果たす水晶体が老化で弾力を失うと同時に、水晶体を変形させてピントを調節する「毛様体筋」の働きが衰えることで生じる症状だ。
そこで「老眼は何歳頃からなりやすいですか?」と質問したところ、『45~49歳(32.0%)』『40~44歳(30.2%)』と約6割が40代からなるとの回答を得た。
続いて、老眼の初期症状についても聞いてみた。
まず「老眼の初期症状で多い症状は何ですか?」と質問したところ、『近くの文字が読みにくくなる(55.5%)』で過半数だった。
続いて『パソコンやスマホの画面がぼやける(42.2%)』『細かい作業がやりにくくなる(38.5%)』『手元の物を見るために首をかしげる(25.2%)』『目を細める(24.5%)』『目が疲れやすい(23.6%)』『頭痛がする(12.3%)』という結果になった。
老眼の症状として水晶体を変形させてピントを調節する「毛様体筋」の働きが衰えた結果、見えにくくなることからこれらが症状として出やすいとと言えるだろう。