腸活、それは腸内フローラを改善し腸内環境を整えること。
代謝アップや免疫力アップなどの効果が期待でき、健康・美容・ダイエット目的に腸活を取り入れる現代人は少なくありません。
腸活にもいくつかの方法がありますが、比較的手軽にはじめられるのが食生活の見直しです。
そこで今回は、腸活に欠かせない食べ物のひとつである「発酵食」にフォーカスしてご紹介。美味しく食べられて健康にも良いと話題のおすすめ発酵スイーツをまとめました。
発酵食品は腸活の強い味方!
腸活に役立つ身近な発酵食品といえば、醤油、味噌、納豆、ヨーグルト、チーズなど。日常的に取り入れることで腸内環境を整える善玉菌を増やすとされているため、腸活にもおすすめされています。
他に「麹」や「酒粕」などは日本の伝統的な発酵食材です。麹はそれ自体が発酵食材ですが、さらに発酵・加工させて作る醤油や味噌、塩こうじ、甘酒などの原料でもあります。
ただしもちろん、発酵食品を食べたからといって誰にでもすぐに効果が現れるというわけではありません。身体への影響は個人差がありますが、概ね以下のようなメリットが期待できるといわれます。
【腸活で期待できる一般的なメリット】
● 代謝が良くなる
● 老廃物が溜まりにくくなる(便通が改善される)
● 太りにくくなる
● 肌荒れが改善される
● 免疫力が上がる
● ストレスに強くなる
● 睡眠の質が上がる
もしこれまで腸活について何も意識していなかったという人は、「1食に1つは発酵食品を食べる」くらいのゆるい腸活からはじめてみるのも手でしょう。
麹や酒粕を使った最旬発酵スイーツ<一部レシピ有>
さて、そんな麹や酒粕などの発酵食材を、料理ではなく製菓(スイーツ)の材料として使ったものが「発酵スイーツ」です。近頃SNSやメディアでじわじわと話題になり、罪悪感なく美味しいスイーツが味わえることから幅広い層に注目されているのだとか。
なかには少ない材料で自宅で作れるものもあるのでぜひ試してみてください。
(1)発酵あんこ
栄養価が高い豆類は、それ自体が植物性たんぱく質や食物繊維がたっぷり摂れる健康食材として知られています。そんな豆類のひとつである小豆を、さらい腸活に役立つ発酵食品にしてしまったのが「発酵あんこ」です!
小豆と米麹とヨーグルトメーカーで簡単に作れるということなので、試しに作ってみました。
ヨーグルトメーカーで発酵あんこを作ってみた
【自宅で作る場合の材料】
● 小豆(水煮を使う場合は無糖のもの) 100g
● 乾燥米こうじ 100g
● 水
小豆はすでに水煮されている製品もあるので、無糖のものが用意できればその方が楽です。今回は手に入らなかったため乾燥小豆を煮て使います。
使用したヨーグルトメーカーは時間と温度設定ができる一般的なもの。1度に1Lまで作れるタイプです。
【作り方】
※水煮小豆を使う場合、1~6の作業は不要です!
1 小豆を水で軽く洗う
2 大き目の鍋に水と小豆を入れて蓋をして火にかける
水の量は小豆の3倍程度が目安です。
3 沸騰したら1度火を止め、蓋をしたまま20分程度蒸らす
4 小豆をゆでこぼし、鍋に新しい水をたっぷり入れて再び火にかける
「ゆでこぼす」は、ゆでた後に1度ゆで汁を捨てる作業です。ゆでた小豆を一旦ザルにあけ、ゆで汁を切ってから鍋に戻しましょう。
「渋切り」といって、小豆の渋みをとることができます。
その後、再び鍋にたっぷりの水と小豆を入れて煮ます。水の量はあずきの3~5倍くらい、たっぷり入れましょう。
5 小豆が柔らかくなるまで中火で煮る
目安は40分くらい。指で小豆を軽くつまんでほぐれるくらい柔らかくなるまで煮てください。
6 火を止めて蓋をしたまま30分蒸す
小豆が柔らかくなったら火を止め、蓋をしたまま30分蒸らして煮えムラをなくします。
7 小豆をザルにあけ、煮汁と小豆に分ける
今度の煮汁は後で使うのでとっておいてください。
8 煮えた小豆を60℃になるまで冷ましてから、乾燥麹と煮汁を加えて混ぜる
小豆が熱いままだと失敗してしまうので、この工程は重要です!