メルセデス・ベンツは、ラグジュアリー電気自動車「EQS」の特別仕様車「EQS 450+ Edition 1」を発表し、予約注文の受付を開始した。なお、納車は、2023年11月以降順次予定している(日本限定30台)。
このEQSは、メルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現した電気自動車。専用のプラットフォームを設計・開発するだけなく、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインでは、空力という機能性も兼ね備えた先進の美しさを表現している。
室内で圧倒的な存在感を放つMBUXハイパースクリーンもまた、機能性と美しさの両面を持ち合わせている。NVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策も徹底的に行い、静粛性はこれまでにないレベルに達する。HEPAフィルターを採用した空気清浄システムにより、室内の空気はクリーンに保たれる。こうしてEQSは、人間の視覚、聴覚、触覚、嗅覚を通して、次世代のラグジュアリーを感じられる電気自動車となっている。
ベースモデルのEQS 450+について
この特別仕様車のベースモデルである「EQS 450+」は、電気自動車専用プラットフォームを採用したラグジュアリーセダンであり、エクステリアデザインでは、空力という機能性も兼ね備えた内燃機関エンジン搭載車とは大きく異なるキャブフォワードデザインを採用している。エアロダイナミクスはゆったりとした面の構成と、継ぎ目の少なさ、シームレスデザインなど目に見えない場所にも徹底的に手を加えた結果、量産乗用車では最高レベルのCd値0.20(欧州仕様参考値)を達成している。インテリアはシンプルながら造形美にこだわったシートや、宙に浮いたような構造のセンターコンソール等、機能性と美しさの両面を持ち合わせている。
リアアクスルに永久磁石同期モーター(PSM)の電動パワートレイン(eATS)を搭載しており、リチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は107.8kWhとなる。車両を蓄電池として利用でき、車外へ電力を供給できる給電機能(V2H、V2L)に対応している。