バイク王が運営するバイク未来総研から、2023年6月~2023年8月の期間を対象とした「リセール・プライス」ランキング上位10車種が発表された。
総合ランキング
46回目となる今回は「ホンダ・X-ADV」が首位に輝いた。
このホンダ・X-ADVは2017年に初登場したアドベンチャータイプのバイクで、オートマチック機構のデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を採用したNC750X系のエンジンを搭載している。
ホンダ・X-ADV
また足回りにはスポークホイールや倒立フォークを採用するなど唯一無二の外観から従来のビッグスクーターの概念を覆し、大きな注目を集めたバイクだ。
2021年にはフルモデルチェンジが行なわれ、ユーロ5の排気ガス規制に適合するとともにフレームから新設計が採用され、様々な新機能も搭載された。
スルットルバイワイヤ等の電子制御システムの導入に加え、「Honda スマートフォン・ボイスコントロール・システム」も、そんな新機能の一つ。
このシステムを使ってバイクをスマートフォンとBluetooth接続すれば、運転操作を妨げることなく、音声での各種操作が可能になる。つまりハンドルから手を離さずにナビゲーションや電話、音楽などのアプリケーション操作が行なえるというわけだ。
この他にも日本のバイクブランドで初めてデイタイムランニングライト機能を搭載するなど最先端技術が数多く採用されている。
そして市街地・高速道路・未舗装路などの場面を選ばず安定して快適に走ることができることから、キャンプツーリングとの相性も良く、近年大きな注目を集めているバイクでもある。
ホンダ・X-ADVは第44回のリセールプライスランキング以来、2023年度で2回目の首位獲得となる。さらに今回の軽二輪ランキングの1位ではホンダ・ADV160が1位を獲得しており、アドベンチャースクーターに人気が集まっている傾向が推察できる。