キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボの調査機関であるJob総研は、社会人男女を対象に「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」を実施。これは本業満足度と理想と現実の年収額、また副業の経験有無などを調査したものだ。
本業満足度と理想と実際の年収額
回答者全体の717人に本業の満足度を聞くと「満足している派」が78.0%と過半数を占め、内訳は「とても満足している」16.6%、「満足している」26.1%、「どちらかといえば満足している」35.3%だった。
また、同回答者に現在の年収額を記述回答にて聞くと、平均額は570.6万円、中央値が550.0万円、最頻値が600.0万円となった。
現在の年齢及びスキル状況で得たい理想の年収額を記述回答にて聞くと、平均額は769.2万円、中央値が600.0万円、最頻値が600万円となり、実際の平均年収額に比べて理想額が198.6万円高い回答結果が得られた。
副業の経験有無
回答者全体の717人に人副業の経験有無を聞くと「経験あり」が32.1%、「経験なし」が67.9%で、”経験なし派”が多数となっている。
年代別の回答では20代の「経験なし派」が72.3%で最多となり、次いで50代が72.2%、40代が65.7%、30代が63.7%と、若手の次に中堅層の未経験者が多数を占めている。
きっかけと目的
副業経験ありと回答した230人に副業を始めたきっかけを聞くと「本業から得る収入への不安」が47.0%で最多となり、次いで「本業にやりがいを感じづらかった」が27.8%、「将来への漠然とした不安」が18.3%が上位に入った。
同回答者に副業の目的を聞くと「収入源の確保」が64.8%で最多となり、次いで「キャリア形成・スキルアップ」が25.7%、「自己実現の追求(仕事へのやりがい)」が20.9%がTOP3の回答となっている。