Twitterが突如「X」に変更されてから、2か月が経過しようとしている。青い鳥のアイコンから変更された黒のXには慣れただろうか?
だが考えてみれば日本の名だたる企業も、大胆に社名を変更しているケースはかなり多い。例えばパナソニックもイオンもSUBARUも、まだ現在の社名変更から20年も経っていないし(Data1)、社名のマイナーチェンジは大企業でも毎年のように行なわれている(Data2)。
改名は芸能界でも当たり前。サンドウィッチマンやダウンタウンといった大人気お笑いコンビはもちろん、あのビートルズだって改名している(Data3)。そう考えたらTwitterがXに変更したニュースも、些細なことに思えてくる。
一方で、日本で戸籍上の名前変更を行なうのは簡単ではない。「名前を変更することについての正当な事由を証明する資料」などを家庭裁判所に提出する必要があり、ハードルが高い(Data4)。そんな日本人がXになじむのはいつなのか? 企業やコンビ名の変更は受け入れているし、案外すんなり受け入れられるのではないか。そんな柔軟性も、日本人の特徴なのかもしれない。
Data1|そういえばこの企業も!大胆な社名変更で成功している企業は多い
■ 日本市場 売上高ランキング上位で大きく社名変更した企業
最新の社名変更はAGCとSUBARU。現在AGCはCMでも「Aではじまり、Cで終わる」と、キャッチーにアピールをしている。
Data2|ソニー、楽天、パナソニック……近年は大企業もやんわり社名を変更
■ 近年社名変更している主な上場企業
楽天やソニーなどは事業拡大により関連会社が増加。社名変更は〝グループ〟としての経営強化を明確にする狙いもあるようだ。