今やユニクロや無印良品と並び、手頃な価格の機能性衣料の人気の一端を担っているワークマン。作業服がアウトドアにも使える!と話題を呼び、今ではキャンプ向けの商品も多く展開しているが、実はゴルフウェアも人気を呼んでいるのをご存じだろうか。買いやすい価格で機能に富んだ商品ラインアップで、ゴルフを始めたばかりでお金をかけたくない人や、シンプルなウェアを求める人から注目を集めている。今回は、展示会でチェックした2023年の新作ゴルフウェアをじっくり紹介していく。
目次
ワークマンの歴史をおさらい
1980年に株式会社いせやの一部門として、群馬県伊勢崎市に「職人の店 ワークマン」1号店をオープン。1982年に株式会社ワークマンを設立した。1988年には100店舗を達成し、1997年に東証スタンダートにて上場。500店舗を達成したのは2001年のことだ。
職人必須の店として拡大してきたが、2018年に「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトにした、アウトドア、スポーツ、レインウエアの専門店である新業態・ワークマンプラス (WORKMAN Plus)を初出店。その後、職人の過酷な環境を支えてきた機能で、 女性の365日(にちじょう)に寄り添い、応援していきたいというコンセプトで、女性向けラインアップ「 #ワークマン女子」を展開している。
ワークマンの2023年秋冬ゴルフウェア
以前から、スポーツ向けのブランド「Find-Out」のウェアをゴルフで使用する人はいたが、ワークマンとして本格的にゴルフウェアの開発に着手したのは2022年のこと。最初は3アイテムからスタートし、2023年春夏には15アイテムに拡大、バッグやボールなどの小物なども充実させた。
商品企画の開発に参加しているのは、ゴルフYoutuberでワークマン公式アンバサダーのNAOYUKI氏。プレーヤー目線のリアルなモノづくりが、機能よし、価格よしのワークマンのゴルフウェアに反映されている。
注目は「動きFIT by.3D」という3DCADシステムを導入し、スウィング時に各部位にかかる負荷をシミュレーションし、服の突っ張りやハリを最大限軽減している点。2023年秋冬も動きやすく、求めやすい価格のウェアがずらりと揃った。その中から、実際に見てこれは!と感じたアイテムをピックアップしていく。
袖が取り外せて温度調節しやすい「DROPTECK(R) 中綿セパレートブルゾン 2900円(税込)
商品名にも含まれるDROPTECH(R)は、表面耐水撥水機能をもちつつ、ストレッチの効いた機能素材。この生地を使用した中綿ブルゾンは、吸湿発熱機能をもつ中綿を使用し、さらにステッチの幅を体の動きに合わせて不均等にすることで、動きの制限を軽減。
動く間に暑くなったら、袖を外して半袖ブルゾンにチェンジでき、幅広いシーズンで活用できるのうれしいアイテムだ。シンプルなノーカラーで、ネックウォーマーなども着用しやすく、アウターのインナー使用も可能だ。
Tシャツの上からパッとかぶるだけ「DROPTECH ACTIVE WARMビステ」2500円(税込)
同じく撥水、ストレッチの機能を持つDROPTECHを使った、こちらはプルオーバータイプ。内側はメッシュ素材になっていて汗がこもりにくく、脇からひじにかけてメッシュ使いで、動きやすさと汗を逃がして快適性を高める効果が。
同型のグレーもある。
ファスナーが顔に当たらない配慮も!「DROPTECH 中綿ベスト」2500円(税込)
ゴルフのみならず、秋冬の温度調節に1枚は持っておきたいのが中綿入りのベスト。前述のDROPTECHを使用し、動きやすさを高めている。
特に注目したいのがファスナー部分だ。ファスナーの引き手部分が動きに併せて踊らないように上からカバーするようなな形状になっている。首元のみならず、サイドポケットも同様の仕様で、スウィング時に顎や手に金具が当たるのを避けてくれる。優しい心遣いだ。
ここでピックアップしたのはオリーブグリーンだが、蛍光イエロー、白、赤、茶、黒と豊富なカラー展開で、好みによって色の選択肢が多い点もおすすめポイント。
長袖タイプ(2900円税込)もある。