デジタルアンプで培ってきた知見をもとに新たなモーター駆動技術を開発
パナソニックは同社が展開するテクニクスブランドのグランドクラスのダイレクトドライブターンテーブルとして、SL-1200GR2を2023年10月下旬より発売する。メーカー希望小売価格は25万円(税込)。カラーは-S(シルバー)、-K(ブラック)。
テクニクスは、1970年に世界で初めてダイレクトドライブ方式を搭載したSP-10以来、1975年には高精度クロックの回転制御技術であるクォーツ・ロックを導入。
世界各国の放送局に採用されたSP-10MK2、2016年には世界中のレコードリスナーからの要望に応え、新開発したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載したSL-1200Gなど、半世紀以上にわたり、常に時代ごとの最新技術を搭載したモデルを生み出し続けてきた。
SL-1200GR2は、そうした数々の技術革新の歴史を経ながら、テクニクスのフルデジタルアンプ開発で培ってきたノウハウに着目して新たなモーター駆動技術「ΔΣ-Drive」を開発。
ワウ・フラッターやS/Nでは測定できないレベルまで、モーターの回転ムラや微振動を低減した。さらにこれまでテクニクスが培ってきた低ノイズ電源技術を結集し、より一層の高音質化を実現しているという。
新モーター駆動技術「ΔΣ-Drive」により、さらなる高音質化を実現
「Δ∑-Drive」制御回路
独自のデジタルアンプ技術のノウハウを活かし、新モーター駆動技術「ΔΣ-Drive」を開発。モーター回転時のわずかな回転ムラや微振動を低減し、安定した回転を実現した。
https://jp.technics.com/products/1200gr2/features/#delta_sigma_drive
ローノイズスイッチング電源とノイズ除去回路を組み合わせた「Multi-Stage Silent Power Supply」を採用
電源回路
フルデジタルアンプ開発で培ったノウハウを活用したローノイズ且つ電圧変動の少ないスイッチング電源を搭載。さらにリファレンスクラスSL-1000Rと同等のノイズ除去回路「Current Injection Active Noise Cancelling」も採用している。
https://jp.technics.com/products/1200gr2/features/#power_supply
上位モデルを踏襲した高品位なデザインと環境に配慮した緩衝材
SL-1200シリーズ伝統のレイアウトを踏襲したデザインで、色はシルバーとブラックの2色を用意。また環境問題への取り組みとして、緩衝材の材料に段ボールを使用することで包装材のプラスチック使用量を削減している。
https://jp.technics.com/products/1200gr2/features/#design