Googleは、「Google Pixelシリーズ」の最新スマートフォン「Google Pixel 8」と「Google Pixel 8 Pro」を発表した。
Google Pixel史上最も明るいディスプレイの「Google Pixel 8 Pro」
「Google Pixel 8」は、従来機種(Google Pixel 7)のディスプレイよりも42%明るさが向上した、ピーク輝度2,000 nit の6.2インチActuaディスプレイ(1,080×2,400ドット)を採用したモデルで、チップセットは「Tensor G3」で、メモリは8GB、ストレージは128GB/256GBを内蔵。カメラは、アウトカメラが5,000万画素の広角カメラ(F値1.68)+1,200万画素の超広角カメラ(F値2.2)の2眼構成で、インカメラは1,050万画素カメラを搭載。バッテリー容量は4,575mAhで、本体サイズはH150.5×W70.8×D8.9mm、重量は約187g。カラーはHazel、Obsidian、Roseの3色を用意する。
↑Google Pixel 8(左からRose、Hazel、Obsidian)
一方、「Google Pixel 8 Pro」は、“Google Pixel史上最も明るいディスプレイ”を謳うモデルで、ピーク輝度2400nitの6.7インチSuper Actuaディスプレイ(1,344×2,992ドット)を搭載。チップセットは「Tensor G3」で、メモリは12GB、ストレージは128GB/256GB/512GBを内蔵。カメラは、アウトカメラが5,000万画素の広角カメラ(F値1.68)+4,800万画素の超広角カメラ(F値1.95)+4,800万画素の望遠カメラ(F値2.8)の3眼構成で、インカメラは1,050万画素カメラを搭載。バッテリー容量は5,050mAhで、本体サイズはH162.6×W76.5×D8.8mm、重量は約213g。カラーはHazel、Obsidian、Roseの3色を用意する。
↑「Google Pixel 8 Pro」(左からBay、Obsidian、Porcelain)
いずれも、スマホの頭脳に相当するプロセッサには、今回から新たに「Tensor G3」を採用。AIの処理性能が向上したことで、より効率的にスマホを動作させることができ、バッテリー駆動時間や音声認識性能が改善しているほか、画像などを処理するGPUも、強化されているので、映像処理の負荷がかかる高画質のスマホゲームもより快適に楽しめるという。
また、写真のなかの人物の表情を差し替えることができる「ベストテイク」も新搭載。これにより、例えば、集合写真で、1人だけカメラを見ていないといった場合でも、その人の顔だけカメラ目線なものに差し替えれば、全員がカメラを向いている写真に仕上げることができるのだ。
さらに、数回タップするだけで、明るさ補正や背景の調整、被写体の移動などを行なえる「編集マジック」や、動画に入り込んだ周囲の雑音などを簡単に軽減できる「音声消しゴムマジック」などの新機能が利用可能。動画の色や照度、手ぶれ補正、粒状性などを調節できる「動画ブースト」も後日提供予定だ。
このほか、「Google Pixel 8 Pro」には、本体背面に温度センサーを新搭載。これにより、対象物をすばやくスキャンして温度をチェックすることができ、例えば、鍋や温かい飲み物の温度確認などに活用できる。
なお、「Google Pixel 8/8 Pro」では、OSアップグレード、セキュリティアップデート、定期的な新機能アップグレードを含むソフトウェアアップデートを7年間提供するとのこと。「Google Pixel 6」および「Google Pixel 7」シリーズでは、OSアップデートが3年、セキュリティアップデートが5年だったので、一気に延長された格好だ。
発売日は10月16日。Googleストアでの販売価格は「Google Pixel 8(128GB)」が112,900円、「Google Pixel 8(256GB)」が122,900円、「Google Pixel 8 Pro(128GB)」が159,900円、「Google Pixel 8 Pro(256GB)」169,900円、「Google Pixel 8 Pro(512GB)」が189,900円。Googleストアのほか、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクからも発売される。
製品情報
https://store.google.com/jp/product/pixel_8?hl=ja
https://store.google.com/jp/product/pixel_8_pro?hl=ja
構成/立原尚子