番組数は500万以上、1か月あたりのポッドキャスト聴取時間も同期間で168倍以上に
Spotiffyは音楽だけでなく、様々な音声コンテンツを楽しめるマルチオーディオフォームとして進化を続けており、現在世界で5億5,100万人以上が利用しているという。中でもポッドキャストは急速に利用が広がり、Spotifyで聴くことができる番組数も今や500万以上に上る。
Spotifyも「Audio First」という新たな成長ビジョンを打ち出しており、実際ポッドキャストに本格的に注力し始めた2019年から今年6月までに、国内で月に一度以上ポッドキャストを聴取するSpotifyユーザーの数は42倍以上になったという。
また1か月あたりのポッドキャスト聴取時間も同期間で168倍以上になっているとのこと。
そんなポッドキャストの人気の広がりに伴い、自身の考えやストーリーを発信する新たな媒体として「音声」に着目するクリエイターも増えている。
誰もがスマホ一つで簡単に番組を録音・編集・配信・分析できるクリエイター向けツール、「Spotify for Podcasters」が日本語でも利用できるようにローカライズされたことでこの動きは加速。動画やソーシャルメディアなどで表現活動に取り組んできたクリエイターたちも続々とポッドキャスト分野に参入している。
そこで、今回は実際にポッドキャストで番組を配信しているクリエイター3名に、あえてポッドキャストで自身の言葉を発信する理由と、手軽に自らの思いを発信できる「Spotify for Podcaster」を使うことによるメリットについて聞いてみた。
英翔さん
『元女子の羽つきラジオ』を配信。
LGBTQ+の当事者である英翔さんが、自身の体験にもとづいた性への考え方や、リスナーから寄せられたお悩みについて答えている。
ポッドキャストで自身の言葉を発信する理由
テンポが重要なショート動画は、撮影をしてもカットする部分も多いですが、ポッドキャストはリスナーからの質問やお悩みに時間をかけて向き合うことができるため、熱量の高さを感じています。
メッセージをいただいたときに、その方の考えを肌で感じるんです。自分とはまったく違う価値観にたくさん触れることができるのは、ポッドキャストのおもしろい部分だと思います。
「Spotify for Podcaster」を使うメリット
簡単に始めることができて、とても楽に使えています。制作ツールなどに慣れていない人でも、少ない手数でエピソードを投稿できる、そんな手軽さに満足しています。