初心者向けから上級者向けまで選択肢が急拡大する〝Vlog特化カメラ〟
写真だけでなく、多くの人が動画を撮るようになった。
そう語るのは、ビックカメラ有楽町店でカメラ売り場を担当する乙川和矢さんだ。
「約3年前にコロナ禍で外出機会が激減した中で、自宅で撮影してYouTubeにアップする、ルーティン動画やルームツアーなどの配信者が急増しました。同時期に、ソニーから初の〝Vlog特化カメラ〟が発売され、ブームの火付け役となりました」(乙川さん)
そして現在、Vlogカメラは初心者向けから上級者向けまで選択肢が急拡大している。
「キヤノンの『PowerShot V10』は、スマホからの乗り換えニーズに応えてくれます。またフルサイズセンサーを業界で初搭載したソニーの『VLOGCAM ZV-E1』は、画質にもこだわりたいというプロアマVloggerのニーズを満足させてくれるカメラです」(乙川さん)
これまでのカメラにも動画撮影機能はあった。従来カメラとの決定的な違いはあるのだろうか。
「高画質化については当然ですが、顕著に異なるのは音質です。いずれも大きなマイクを搭載しており、『VLOGCAM ZV-E1』に至っては、高音質なだけでなく収音する方向まで切り替えられます。また強力な手ブレ補正機能を備えているのも特徴ですね」(乙川さん)
手軽さを求めるならキヤノン、最高峰の画質と音質を求めるならソニー、ひっくり返してもブレない安定性であればDJIの『OSMO ACTION 4』と、撮りたい映像に合わせて選べるようになった。
まだVlogカメラは誕生してから3年ほど。今後もより多くの製品が各メーカーから発表されるのは間違いないだろう。
Vlogカメラの決定的入門機。スマホからのステップアップに◎
キヤノン『PowerShot V10』実勢価格約5万9950円
スマホライクなコンパクトなボディーに、1型の大型CMOSセンサーを搭載。有効画素数は約1310万画素で4K動画(30P)の撮影も可能だ。スマホの専用アプリを連携させればYouTubeのライブ配信も気軽に行なえる。
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