今後は世界的に偉大な人々の再現を目指す
Legal AI社は、スティーブ・ジョブズ氏の若き日とiPhone後の声を再現するAIを開発した。このジョブズ氏の声を再現するAIは、従来の音声合成技術とは一線を画し、本人に近い声の再現を実現。
Legal AI社の開発のチームは、数多くの音声データと人工知能のアルゴリズムを駆使し、ジョブズ氏の声の特徴、イントネーション、スタイルを精密に模倣。これにより、ユーザーはスティーブ・ジョブズ氏自身が語るかのような体験を楽しむことができる。
AIを開発するジークラウドとAIリーガルテック企業 Legal AIは、10月5日のジョブズ氏の命日に追悼の意を表し、このスティーブ・ジョブズ氏の声を搭載したAIサービス「HARUKA.AI」(ハルカアイ)をリリースする。
スティーブ・ジョブズAIは2種類を用意。一人は1984年のマッキントッシュを発表した当時の声を再現し、もう一人は、2007年にiPhoneを発表したときのジョブズの声を再現した。
■若き日のスティーブ・ジョブズ氏(1984年ごろ)
「世界を変えるにはどうすればいいんだい?」との質問に、かの有名な「Stay Hungry, Stay Foolish」で答えている。
■iPhone発表後のスティーブ・ジョブズ氏(2008年以降)
「どうやってiPhoneを発明したんだい?」との質問に、「存在しないものを創造するビジョンが必要だった」と答えている。
Legal AI社のCEOである渡部薫氏は次のように述べている。
「私たちはこのプロジェクトに情熱を注ぎ、スティーブ・ジョブズ氏の偉大な遺産を称えるため、彼の声を再現しました。このAI技術を使って、彼の洞察に満ちた言葉や魅力的なプレゼンテーションを新世代に伝え、彼のアイデアと影響を永遠に生き続けさせることを願っています」
今後、世界中の人々が会いたいと願っている偉大な人々をAIによって再現することを目指すという。
関連情報:
HARUKA.AIサイト
https://haruka.ai/#/jobs
リメンバー。スティーブ・ジョブズ
https://www.netscape.co.jp/haruka-remember-stevejobs
構成/ob1