Googleは、キーボードアプリ「Gboard」のチームが開発した帽子型のキーボード「Gboard 帽バージョン」を公式日本語ブログにて公開した。発売予定はないが、ユーザーが自作できるよう設計図をオープンソースとして公開している。
「Gboard」の開発チームは、ユニークな文字入力環境を実現するために、これまで「Gboard 湯呑みバージョン」「Gboard 棒バージョン」など、さまざまなキーボードやデバイスを提案してきた。
そして今年は、実際にユーザーが作れる“DIYキーボード”として、帽子型のキーボード「Gboard 帽バージョン」を提案。「手が塞がってしまっていてキーボードを持ち歩けない」といった問題を解決するため、帽子型という画期的なスタイルを選択したという。
気になる使い方というと、ジャイロセンサー内蔵により、デバイスを頭に装着して左右に回すことで、入力する文字を調整することができ、あとは、デバイスを押し込むことで、入力が完了するとのこと。パソコンなどとの接続はBluetoothを使用する。
また、拡張モジュールとして、形崩れ防止のメッシュモジュールや、落下防止機能の便利なあご紐のCaps Lockモジュールなども用意。
さらに、リバーシブルの紅白バージョン、ディスプレイ内蔵バージョン、スマホケース付きバージョン、太陽光発電バージョンなど、シーンに合わせたさまざまなデザインも検討しているとのことだ。
なお、ブログには「よくありそうな質問」も公開されており、「今日は10月1日ですよね?」という質問には、「はい、今日は10月1日です!」と回答。
このほか、「Q. 前回も“ぼうバージョン”ではありませんでした?」→「A. 帽子なだけに被ってしまいましたね!」や「Q. はっとするようなデバイスですね」→「A. きぼうした通りの設計になりました」といったユニークなFAQも掲載されている。
関連情報
https://japan.googleblog.com/2023/10/caps.html
構成/立原尚子