コーピングリストは細かく具体的にたくさん書くのがポイント
コーピングリストとは、ストレスへの対策や解消方法をリスト化するもの。自分にとって楽しくなることや相談できる人など、ボジティブなことを具体的にノートに書き出すリストで、この内容が多ければ多いほど、効果が出やすいと考えられている。
具体例として、私が受講した職場のコーピングリストの書き方指導で受けたアドバイスを、紹介しよう。最初は下記の4つを記入した。
ペットと遊ぶ
大好きな音楽を聞く
美味しい食事をする
これについて、カウンセラーはストレスの軽減・解消ができる方法を、できるだけたくさん集め、具体的に細かく書くように指示してきた。
例えば単に「ペットと遊ぶ」ではなく
→犬、猫、鳥、小動物
このように、大きなカテゴリーとして考えた上で、
→大型犬、ゴールデンレトリーバー、長毛種、セキセイインコ、ロップイヤー
と、さらに自分にとって好ましい対象を具体的に記入する。
この具体例をもっと掘り下げて、
→森林公園で時々散歩中に出会うゴールデンのケンタ君に触らせてもらう
実家で飼っているアビシニアンと遊ぶ
友人宅で時々放し飼いになっているセキセイインコを手の上に乗せてエサを与える
友人宅のロップイヤーを膝に乗せてくつろぐ
という様に、より具体的に、細かく書いていくように指導された。
また、具体的に「森林公園で散歩中」というワードが出ると、散歩中に感じた気持ちの良いこと、例えば「早朝の爽やかな風を感じながら歩く」など、忘れていた心地よさを思いつくことができる。そうやって、リストはどんどん増えて行く。