DIME MAGAZINE
■連載／コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
私たちの生活になくてはならないパソコン。そうしたパソコンで行う作業の効率を上げることができたら、それは間違いなく私たちの生活を向上させることにも繋がるはずである。
今回、紹介するのは『XPPenワイヤレスショートカットリモート』というプログラマブルキーボードだ。
この製品、PCでのイラスト作成や画像の編集を行うプロフェッショナルから、一般的なビジネスパーソンまで、幅広いユーザーにとって効率を飛躍的に向上させてくれる便利なデバイスなのである。
筆者自身がこの製品を実際に2か月近く使用し、その中で気が付いたポイントも交えてこの製品をレビューしていこうと思う。
『XPPenワイヤレスショートカットリモート』とは
『XPPenワイヤレスショートカットリモート』は2005年に日本で設立された「XP-PEN社」が開発・販売するプログラマブルキーボードである。
この会社は元々グラフィックタブレットの研究開発への取り組みを中心に行っており、この製品もそうしたタブレット開発を行う中で派生して生まれた製品なのだろうと推察している。
この製品、10個のキーに自由にショートカットキーを割り当てることができるプログラマブルキーボードであり、4セットまでのショートカットキーを作成できるため、つまりは最大で40種類のショートカットを割り当てることが可能となっている。
この機能により、PC作業中によく使用するコマンドやアプリケーションへのアクセスが格段にスムーズになり、作業効率が格段に向上する。
また、キーに加えて、メカニカルホイールも搭載されており、画像の拡大・縮小や画面のスクロールなど、キー操作だけでは難しいタスクも簡単に割り当てて使用することができる。
この多彩な操作性は、クリエイティブ作業からビジネスタスクまで、あらゆるシナリオで作業の効率を向上させてくれる。
この製品、PCとの接続方法にも複数の選択肢が用意されている点が特徴だ。
付属ケーブルを使用した有線接続の他、専用レシーバを使用したワイヤレス接続、Bluetoothを使用したダイレクト接続の3つのオプションが利用できる。
これにより、ユーザーの作業環境や好みに合わせて自由に接続方法を切り替えることが可能だ。さらに、この製品はスタンバイ状態で最大10ヶ月も持続する1000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、連続動作時間も約300時間と長期間の使用が可能だ。
本体のコンパクトなサイズは、使用時・非使用時いずれの場合でも邪魔にならず、持ち運びにも便利である。サイズは127.55×70.49×10mm、重量はわずか75gしかない。
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