キヤノンは、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズの新製品として、「XK120」「TS8730」「TS6730」「TS6630」の4機種を10月下旬に発売する。価格はいずれもオープン。直販価格は「XK120」が45,650円、「TS8730」が40,150円、「TS6730」が19,800円、「TS6630」が18,150円。なお、本体カラーは「TS8730」のみホワイト、ブラック、レッドの3色を用意。「TS8730」以外の3機種はホワイト1色で展開する。
今回登場したのは、高画質・高機能ながら低ランニングコストを実現したプレミアムモデルの「XK120」と、6色独立インクタンクを採用した高画質ハイスペックモデルの「TS8730」、導入しやすいスタンダードモデルの「TS6730」「TS6630」の4機種。
このうち「XK120」と「TS8730」には、液晶パネルに4.3型タッチパネルを搭載し、UIは「標準モード」に加えて、「仕事」「学習」「ライフ」といったシーンごとに使う機能をまとめた「Switch UI」を採用。各シーンは機能の編集だけでなく、液晶画面の背景色やアイコンなどを自分好みにカスタマイズでき、必要な機能に素早くアクセスできる。
さらに、「TS8730」には、「Switch UI」 に加え「かんたんモード」を採用し、シンプルな操作で手軽にプリントやコピーすることが可能。また、「XK120」は低ランニングコストで印刷でき、L判印刷に必要なインク/用紙の合計コストは約10.0円(※1)を実現。「TS8730」は、6色ハイブリッドインクによる高画質写真が約10秒(L判)(※2)で印刷できる。
また、「TS6730」と「TS6630」では、新開発プリントヘッドを搭載したスリムなインクカートリッジにより、横幅約374mmのコンパクト設計ながら、A4モノクロ文書で毎分約15.0枚(※3)、A4カラー文書で毎分約10.0枚※3の印刷スピードを実現する。
しかも、新たな黒文字処理技術により、書類の細かな黒文字でもくっきりと読みやすい印刷が可能なうえ、新規顔料ブラックインクの採用で印字部にマーカーを引いてもにじみにくく(※4)、書き込むことの多いビジネス文書や学習教材などの印刷に適している。
加えて、「TS6730」には、ADF(自動原稿送り装置)も搭載。学校や自治体からの配布物など家庭において管理が煩雑な書類を効率よくスキャンし、電子化できる。
※1 キヤノン写真用紙・光沢ゴールド使用時のインクと用紙の合計コスト。
※2 キヤノン写真用紙・光沢ゴールドを使用し、印刷品質設定が標準の場合。
※3 普通紙への文書印刷速度はISO/IEC 24734のオフィスカテゴリーテストによる片面印刷 ESAT(Estimated Saturated Throughput)の平均値。
※4 用紙やマーカーによってはにじむ場合がある。なお、同社では、マーカーは印刷後5分程度経ってからの使用を推奨している。
関連情報
https://cweb.canon.jp/pixus/
構成/立原尚子