インテリアデザイン
新型GLEおよびGLEクーペには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用しており、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。
さらに、従来はタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用した。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。
また、Burmesterサラウンドサウンドシステムを全モデル標準装備し、心地よいサウンドをお楽しむことが可能となる。
パワートレイン
先代GLE400d 4MATICおよびGLE400d 4MATICクーペにISGを組み合わせ、GLE450d 4MATIC、GLE450d 4MATICクーペとしてラインアップに加わった。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。
この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。
エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現する。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。
また、アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に寄与する。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現する。
【スペック】
■新型GLE各モデル
■新型GLEクーペ各モデル
なお、新型GLEおよびGLEクーペには、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTの中に「Offroad 」モードを加えている。「Offroad」モードでは、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高める。また、「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)」も備えており、急な下り坂での安定した走行をサポートする。
【メーカー希望小売価格】
■新型GLE
■新型GLEクーペ
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/
構成/土屋嘉久