花王パーソナルヘルス事業部ホリスティックヘルスケアグループは、生成AIの登場等で人間の「創造性」が問われている現在、改めて男女332人を対象に「創造性に関する意識調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
これからの時代「創造力が必要不可欠」と9割が回答、しかし自身が「創造性豊か」だと自覚している人は5割
9割以上が「これからの時代を生きるには創造力が必要不可欠」と回答し、「創造性豊かでありたい」人が9割と大半を占めた。
一方、「自分は創造性豊かだと思う」と回答した人は5割程度にとどまり、創造性を高めたいというニーズはあるものの、自身の現状とのギャップが大きいことが判明した。
新しいアイディアを思いつくには、特別な才能が必要だと思う人が5割
「斬新なアイディアを出すには、特別な才能が必要だと思う」と約5割が回答。さらに「人間の創造性は簡単に高められないものだと思う」「斬新なアイディアは突然浮んでくる、自分でコントロールできないものだと思う」と考える人がそれぞれ7割以上となった。
多くの人がアイディアを思いつくことに対する心理的なハードルを感じていることがわかった。
9割が新しいアイディアを思いつくには、あえて「何もしない時間を持つことが大切」と認識
「新しいアイディアを思いつくには、あえて何もしない時間を持つことが大切だと思う」ことについては、「とてもそう思う」が38.6%、「ややそう思う」が52.1%という結果になった。
新しいアイディアを思いつくのに適した状況は「お風呂」が第1位
日常生活の中で、新しいアイディアを思いつくのに適した状況を聞いたところ、「お風呂(シャワー)に入っている時」が5割を超えてトップであり、次いで「寝る前」「散歩」となった。
これに対して「勉強をしている時」や「仕事をしている時」、「動画やSNSを見ている時」は新しいアイディアを思いつくことが少ないようだ。
新しいアイディアを求められる頻度が高い人ほど、湯船につかることが大好き
普段の生活(仕事やプライベート)で「新しいアイディアを考えることを求められる頻度」別に「湯船につかることが好きかどうか」を分析したところ、「湯船につかるのがとても好き」と回答した人の割合は「ほぼ毎日新しいアイディアを求められる層」で64%と、「週2~3回程度新しいアイディアを求められる層」の44%より20%も高い結果になった。
日常的にアイディアの発想を求められる人ほど、湯船につかることが大好きな傾向が見られた。