自分の内側にモチベーションを見つけるべき
「本来のモチベーションとは『セルフモチベーション』、つまり、自分の内側に見いだすものです」。昨日よりイライラせずにいられた、穏やかにいられたなど、自分の心が昨日よりも整い、よりよい自分になっていると感じられることが、未来へのモチベーションになるという。
「心に喜びや楽しみ、静けさを保つことができれば、外側にモチベーションを見つけられなくても、自分自身の内的な成長を実感できるようになります。すると、おのずと仕事のパフォーマンスも上がります」
マインドフルネスで「セルフモチベーション」が向上
では、モチベーションを外側ではなく自分の内側に見いだすには、どうしたらよいのだろうか。
「日常にマインドフルネスを取り入れている人は、『気づき』の力が高まります。小さな変化にも気づき、そこに喜びや感動を見いだすこともできるようになります。当然のことながら、毎日、昨日よりもよくなっている自分の姿にも気づくでしょう」
人間誰しも、肉体は加齢とともに衰えていくが、精神はいくつになっても成長できる。日々、自分の進歩を感じながら、セルフモチベーションを保つことができれば、人生、こんなに幸せなことはないだろう。
ニーマル氏の最新刊『心が整うマインドフルネス入門』には、マインドフルネスの簡単な練習法をはじめ、ビジネスパーソンに役立つアドバイスが数多く紹介されている。人生をより豊かなものにするために、ぜひ手に取ってみたい。
『エグゼクティブが実践するニーマルメソッド 心が整うマインドフルネス入門』
ニーマル・ラージ・ギャワリ著
初心者でも日常生活に取り入れやすいマインドフルネス法を紹介。マインドフルネスを実践し、充実したビジネスライフを送るエクゼクティブの方々のインタビューや仕事の具体的な悩みへの対処法のコーナーもあり、日々のリアルなビジネスシーンに活かせる内容満載。初版&期間限定でニーマル氏がガイドする瞑想動画の特典プレゼント付き。
取材・文/志村香織