IKENOBOYSメンバー・二神 明平さんにインタビュー
IKENOBOYSのメンバー・二神 明平(ふたがみ あきひら)さんは、介護福祉士の資格を持つ会社員だ。好きな花は「オンシジューム」だという二神さんに、華道を習いはじめたきっかけやいけばなの魅力について伺ってみた。
二神さんが華道を習いはじめたのはいつ頃ですか?また、きっかけはどのようなことですか?
「社会人1年目からはじめました。当時、介護士として勤めていた老人ホームのご入居者の方のなかに昔華道をやってらっしゃったという方が複数名おり、親交を深めるきっかけになるのではないかと思ったことがはじめた理由です。」(二神さん)
いけばなのここが楽しい!ということや、やりがいを感じる瞬間があれば教えてください。
「稽古のなかで季節の花々を知ることができることです。元々アウトドアが好きで、登山などの出先で見かけた植物を調べています。見た情景と今の自分の心境を重ね合わせたような作品が活けられたときが、やっていて良かったと感じる瞬間ですね。
また、以前介護士として勤務していた老人ホームでご入居者の皆さんと生け花アクティビティーを実施したときはとても有意義な時間になりました。」(二神さん)
いけばなに興味はあるけど自分には敷居が高いと感じている方、はじめてみたいと思いながらも二の足を踏んでいるという方々に向けて、応援のメッセージをいただけますか?
「いけばなは決して敷居の高いものではありません!自然のものを身近に置いてみたい、日本固有の伝統文化に触れてみたい、創造的な体験をしたい、といったちょっとした気持ちがあれば大丈夫です!
以前は女性がやるものといったイメージが強かったかもしれませんが、今は男性華道家も多く、SNSでもたくさんの人とつながることができます。私たちもいますので、是非一度ご自宅の近くの教室を探してみてください。」(二神さん)
いけばなは性別も年齢も関係ない日本の文化
四季を感じながら、ゆったりと自然の美しさと向き合うことができるいけばな。まだまだ花=女性のイメージは根強いかもしれないが、伝統文化や芸術と考えると性別も年齢も関係ないことを納得してもらえるだろう。
芸術の秋は、何か新しいことをはじめたくなるもの。もし少しでもいけばなや華道に興味が出たのなら、アクティビティとして一度体験してみてはいかがだろうか。
■取材協力/一般財団法人 池坊華道会(IKENOBOYS事務局)
■出演イベント情報
10月15日(日)文化の集い・秋 いけばなパフォーマンス(京都府相楽郡)
10月21日(土)イオンモール京都桂川(京都市)
11月4日(土)野口遵記念館(宮崎県延岡市)
文/黒岩ヨシコ
編集/inoox.