ローランドは同社が展開するBOSSブランドより、低レイテンシーを実現した同社ワイヤレス技術と、アンプとしての高いクオリティを融合した完全ワイヤレス・ギター・アンプ「KATANA-AIR EX」を、2023年10月14日より発売を開始する。価格はオープン価格。予想実勢価格は7万400円(税込)。
表現力豊かなギター・アンプのトーンとレスポンス
「KATANA-AIR EX」は、ダイナミックなサウンドと本格的なトーン・スタック回路を備えた5つのアンプ・タイプを搭載。
まず同社が考える理想のハイゲイン・サウンドを生み出す「BROWN」、透き通った「CLEAN」など、さまざまな音楽スタイルにおいて、表現力のあるサウンドが得られるという。
そしてフラットな特性の「ACOUSTIC/BASS」では、色付けのないナチュラルなエレクトリック・アコースティック・ギターのサウンドや、パンチあるベース・サウンドを得ることが可能だ。
本体はバスレフポートを備えたこだわりの木製キャビネットと、5インチ(12cm)のカスタム・スピーカー×2基の採用により、ステージ・アンプのようなサウンドとレスポンスを実現。
このバスレフポートにより、キャビネット内の空気の流れをコントロールすることで引き締まった低音が得られるため、ハイゲインなディストーション・サウンドはもちろんのこと、ベースにも使うことができる。
快適な演奏環境を提供する独自開発のワイヤレス・テクノロジー
「KATANA-AIR EX」には、同社が独自に開発した、安定した接続と低レイテンシーを実現するワイヤレス・テクノロジーが搭載されている。
また同梱のトランスミッターをギターに接続するだけで、すぐに演奏を始めることができるほか、アンプとトランスミッターのペアリングは、トランスミッターをアンプ本体の充電用「ドック」に差し込むだけで完了。最も安定した回線が自動的に選択され、複雑な操作は必要なし。なお、トランスミッターは1回の充電で最大12時間の連続使用が可能だ。
『KATANA-AIR EX』は、入力信号がない状態で一定時間が経過すると自動的にスタンバイ・モードに移行、電力の消費を抑える機能も備えている。
再度演奏を始める際には、ギターに装着したトランスミッターの振動を『KATANA-AIR EX』が感知、自動的に電源がONになり、すぐに演奏を始めることができる。