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長引く残暑で昨年と比べて遅めに、衣替えするならいつがベストなタイミング?

2023.09.29

秋の衣替えは最低気温「18℃ 」が目安になる

記録的な猛暑が続いた今夏も、10月を前にして朝晩は涼しさを感じる日も出てきた。

ライオンが秋の衣替えに向けて、長袖を着用し始めるタイミングについてウエザーニューズとともに調査した結果、最低気温が「20℃ 」を切ると約5割、「18℃ 」で約6割の人が半袖から長袖に移行することがわかった。

そこで、最低気温が18℃ になる予測日を秋の衣替えを始めるベストタイミングとし、地域別に区切ったものが、下図の「衣替え前線」だ。今年は残暑が長引いていることもあり、「衣替え予報」は昨年と比べ、北日本〜 中部内陸で大幅に遅くなっている。

季節の変わり目で、コーディネイトに困った時には

最低気温18℃が衣替えの目安とはいえ、この時期は日中と夜では気温の差があり、季毎日のコーディネイトに迷ってしまう日も多いかもしれない。

そんな衣替え時期の洋服選びには、天気予報の「最高気温」を参考にしたい。

最高気温25℃以上の日には

25℃以上は「夏日」で暑さを感じる気温。半袖が快適に感じられるが、朝晩は涼しさを感じることも。最低気温が低い日は、ストールや薄手の羽織ものなどを持っていくと安心だ。

最高気温20℃ 以上25℃未満の日は

朝晩の気温差が大きくなり、最も服装に迷う時期の気温だ。長袖のカットソーやシャツでの外出が快適。半袖に脱ぎ着がラクな長袖シャツやカーディガンを合わせるのもおすすめだ。

最高気温16℃ 以上20℃ 未満の日は

長袖シャツの上にベストや薄手のカーディガンなど、1枚羽織るものが必要と感じる気温。最高気温が20℃ を切る日が多くなったら、本格的な秋冬ファッションのシーズン、衣替えのタイミングだ。

最高気温16℃ 未満の日は

空気は冷たいものの、日なたでは暖かさを感じるくらいの陽気。ふんわりセーターで身軽に外出するのがよさそうだ。

秋の衣替えは春夏物の「しまい洗い」をマスターしよう

翌年、夏の衣類を出してみたら、洗ってからしまったはずなのに、「見覚えの無いシミがある」「なぜか黄ばんでいた」「嫌なニオイがする」など、着ようと思っていたお気に入りの衣類が着用できなくなってしまったという経験はないだろうか。

これらの対策のためにしっかりと行いたいのが「しまい洗い」だ。

衣類についた皮脂や汗汚れは、時間とともに落ちにくくなり、収納中に発生する黄ばみやニオイの原因になってしまうからだ。しまう前にもう一度しっかりと汚れを落としておくことが大切になる。

そこでライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉さんからアドバイスをいただいたので、その概要をお伝えしよう。

白いワイシャツ〜 しまう前に「黄ばみ」を予防

衣類の「黄ばみ」の原因の1 つは、洗濯しても落としきれなかった皮脂汚れ。繊維の隙間に入りこんだわずかな皮脂汚れが蓄積し、黄ばみとなって現れるのだ。

黄ばみを予防するためには、衣類をしまう前に、しっかり皮脂汚れを落とすことが重要。脇の下やエリ・袖など、黄ばみが出やすい部分には、シミ用の部分洗い剤や液体酸素系漂白剤を直接塗り、前処理してから洗濯する。

麻のパンツやシャツ〜 しわになりにくいお洗濯テク

しまい洗いの時に、しわをなるべく少なくすることと、しわを作らない収納方法を実践することが、しわ予防の2大ポイント。

夏服に多い麻素材の衣類は、洗濯ネットに入れて、「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなどの弱水流コース」または「手洗い」でやさしく洗いたい。洗濯しわを抑える働きがある柔軟剤を使うのもおすすめだ。

サマーニット〜 来シーズンもきれいな形をキープ

サマーニットを洗濯機で洗う場合は、縮みや型くずれを防ぐために洗濯ネットに入れ、標準コースではなく「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなどの弱水流コース」でやさしく洗うこと。

色あせや型くずれ、着用中に発生する毛玉を防止するには、おしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめ。さらに柔らかく仕上げたい場合は、柔軟剤を併用したい。

関連情報
https://lidea.today/about

構成/清水眞希

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