【短期集中連載Vol.6】 カジノ&ギャンブル カジノゲーミンクの中のアレコレ『カジノでの予算 マスプレーヤーはどれくらいカジノに使っているの?』
ナマステ。カジノライターのかじのみみです。海外のカジノを体験したいけれど、お金がどれくらいあればいいのかわからない。人にカジノ予算を聞くのは憚られるし・・・今回はそのような声に寄り添ってみたいと思います。
シリーズ6のテーマは、『カジノでの予算 マスプレーヤーはどれくらいカジノに使っているの?』です。
「イギリス・ロンドン ヒポデュロームカジノ エントランス」(2016年撮影)
世界には2000以上のカジノがある
世界のカジノ。その姿は威厳のあるもの、ラグジュアリー、シンプルで大人な空間、小悪魔的でカラフル、遊び心満載なテーブルなど、それぞれの雰囲気や設置されている調度品類は多種多様でカジノプレーがなくても多くのインスピレーションを受けとる。
世の中には、公式にカウントされているカジノ施設は一体どれくらい存在するのだろうか。
ワールド・カジノ・ディレクトリによると、世界のカジノ施設数は2023年9月16日時点で2,154施設に上った。(情報:The World Casino Directory)。
欧州の100年以上続くようなカジノは歴史的な重要文化施設として地域に守られ、地元の人々に愛されている。上場企業等が運営するIR統合型リゾート内のカジノは大きな施設が多い。カジノをヨーロッパ型の「スモールタイプ」と、アメリカや近年のアジア諸国の「IR統合型リゾートタイプ」の二つに整理するとその説明はシンプルになるだろう。
スモールタイプのカジノでは、アナログ式のゲームテーブル数は 8 台~30 台ほどで、スロットマシンや AR 機においては数十台から数百台程度。他方の大型IRタイプのカジノは、100台以上のアナログ式ゲームテーブルに加え、数千台におよぶスロットマシンや AR 機が設置されている。
日本でも有名なシンガポールのマリーナベイ・サンズのアナログ式テーブルゲーム台数は500台前後と世界の大型IR施設の中でも大規模だ。
「シンガポールの夕暮れ時とマリーナベイ・サンズの外観」(2016年撮影)