この流れは継続へ、日本株に強気の見通しを維持し、年末に向け上昇基調回復を予想
2023年度後半以降も、この流れが続く可能性は高いと思われるが、注意すべき点もいくつかある。1つは「企業業績」で、10月下旬から本格化する3月期決算企業の中間決算において、業績予想の上方修正がどの程度広がるか、見極めが必要だ。
もう1つは、「東証の要請への取り組み」で、より多くの企業が資本効率の改善に努め、それを積極的に開示することが期待される。また、来年の「賃金」動向にも、注目が集まる。
いずれも結局は、企業次第ということになるが、このほか、米中経済については、現時点で株価に深刻な影響を及ぼす恐れは小さいと考えている。三井住友DSアセットマネジメントは日本株に強気の見通しを維持しており、年末にかけて上昇基調を回復していくと予想している。日経平均に関しては、10月以降、まずは33,000円台での値固めを経て、34,000円台乗せをうかがう展開を見込んでいる。
出典元:三井住友DSアセットマネジメント
構成/こじへい