グーグルの生成AI「SGE」と「Bard」の違いは?
グーグルのサービスの中には、生成AIを使ったチャットサービスである「Bard」というものがあり、執筆時点ではこちらも試験運用中となっています。
2つの生成AIの違いは、SGEがあくまで検索サービスであるのに対し、Bardは生成AIと直接対話をするための機能であるという点。AIサービスとして話題を呼んでいる「ChatGPT」は、機能的にはBardに近く、より〝未来感〟があるのはこちらかもしれませんが、AI機能を試す入り口として、多くの人が便利に活用しやすいのが、SGEの特徴といえるでしょう。
グーグルの生成AIによる画像生成は別サービスが必要
日本語で使えるテスト版のSGEが利用できるようになりましたが、AIといえば画像や動画、音楽といったエンタメコンテンツを自動的に生成できるものというイメージの人も多いはず。ただし、今回のSGEは検索サービスであるため、これらのコンテンツを生成する機能は搭載されていません。
グーグルのAI機能として、画像の生成ができる拡散モデルは「Imagen」と名付けられており、アメリカではSGEと同様にテスト版が利用できるものの、こちらは執筆時点(2023年9月中旬)では日本語に非対応となります。日本語の対応時期については不明ではあるものの、SGEがアメリカに次いで2か国目として日本を選んでいることから、比較的早いタイミングでのリリースに期待ができるでしょう。
※データは2023年9月中旬時点での編集部調べ。
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文/F.さとう
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