Q7|自動販売機などを利用した商品には、インボイスの発行が免除されるってホント?
A7|インボイスの発行が難しい場合は免除されることもある
インボイス発行事業者には、取引時にインボイスを発行する義務があるが、発行が困難という理由で免除される場合もある。左記がその一例で、このような取引で支払った消費税は、インボイスがなくても仕入税額控除が可能。ただし、一定の事項を記載した帳簿の保存は必要となるという点だけは覚えておこう。
◆インボイス発行が免除される取引の例※
3万円未満の公共交通機関交通費
・鉄道、バス、船舶の乗車券 など(タクシー、航空機は不可)
卸売市場や農協などを通した委託販売
・生鮮食品など
自動販売機で販売する商品(3万円未満)、ATM手数料
・自販機飲料、食料品
・証明写真の撮影機 など
郵便ポストに投函された郵便物
・手紙
・レターパック など
会社が従業員に支払う出張旅費、
宿泊費、日当、通勤手当
※一部例外あり
構成/編集部 協力/守屋直子(税理士)
参考文献/『いちからわかる! フリーランス・個人事業主のためのインボイス入門』(インプレス)、『60分でわかる! インボイス&消費税 超入門』(技術評論社)、『世界一わかりやすい! インボイス』(高橋書店)、『週刊東洋経済』(東洋経済新報社)