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「Bard」と何が違う?試験的に提供が始まったGoogleの生成AIによる検索体験「SGE」が目指すもの

2023.10.23

日々製品やサービスのアップデートを続けるGoogle。「いつの間にか、こんなこともできるようになっていた!」ということが多い中で、最近発表された&リリース間近(!?)の、注目度の高いプロジェクトをピックアップした。

「Bard」と何が違う?生成AIによる検索体験「SGE」

村上 臣さんGoogle検索担当
ゼネラルマネージャー
村上 臣さん

 先行していた米国に続いて、日本でも8月30日から「生成AIによる検索体験(SGE)」の試験提供がスタートした。PCではChromeブラウザー、スマホでは最新の「Google」アプリで、フラスコのアイコンから「Search Labs」を開き、「SGE:生成AIによる検索体験」をオンにすると利用できるようになる。

 検索窓に知りたいことを文章で記入すると、まず生成AIによる回答が文章で表示され、その下に従来どおりのサイトが一覧表示されるしくみ。生成AIの回答の元ネタとなったサイトも、サムネイル表示される。

「生成AIでは回答が自然な文章であるほど、誤った情報でも真実らしく見えてしまう。SGEでは文章の自然さより正確性に重点を置いた」(村上さん)。

 今後ユーザーからのフィードバックを受けながら、改善していく考えだ。

SGESGE文章での回答とともにソースも表示

背景に色がついている部分が、生成AIの回答。右上のマークから回答のどの部分が、どのサイトを参考にしたものか、詳しくわかるようになっている。追加で質問することも可能で、下段にはその候補も表示。回答をサムズアップ、ダウンで評価できる。「Search Labs」のオン・オフはいつでも可能だ。

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