100均アイテムだけでおしゃれな重曹アート(重曹テクスチャーアート)を作ってみた
そんなテクスチャーアートを、重曹の特徴を生かして少ない材料で再現したのが「重曹アート」です。
【材料】
● 重曹
● 絵の具(水彩orアクリル)
● キャンバス
● ハケ、絵筆、スプーンなど塗る道具
● 割りばしなど混ぜる道具
● 紙皿など絵の具を混ぜる器
材料は全て100円ショップで揃います。今回はセリアで購入しましたが、絵の具やキャンバスはダイソーでも販売されていました。
絵の具は水彩絵の具かアクリル絵の具がおすすめ。もし大きな作品を作る場合は、容量の多い水性ペンキでも大丈夫です。
【作り方】
(1)紙皿に重曹と絵の具を入れてよく混ぜる
このとき、絶対に水を混ぜてはいけません!重曹と絵の具のみを混ぜましょう。
混色する場合は、色を作る→重曹を混ぜるの順番でやるのが良いと思います。
割合はお好みによりますが、だいたい重曹1:絵の具2くらいを目安に作ってみてください。
POINT:混ぜていて重曹のザラザラ感がもったりと残るくらい(持ち上げてもしたたってこないくらい)を目安にしましょう。
混ざり切っていないテクスチャーも面白いですが、しっかり混ぜると肌感が統一されてきれいです。
もし紙皿が家にないという人は、アルミホイルなどの上で混ぜてもOK。小さなお子様と行うときは周りが汚れないように予め新聞紙やレジャーシートを敷いておくと良いでしょう。
(2)キャンバスに好きにアートを描いてく
画材の準備ができたらあとはキャンバスに好きなように塗っていくだけです。
ペインティングナイフや絵筆でも良いですが、使い捨てのスプーンや指で直接塗るのも変化が出て楽しいですよ。
ちなみに、(1)で絵の具の分量が多いと水っぽくなり、重曹が多いとパサパサのテクスチャーになってしまいます。目指す重曹アートの質感にするため、初めのうちは塗りながら分量を調整すると失敗しにくいかもしれません。
例えば、白やベージュなど1色だけを使うのもおしゃれなのでおすすめ。凸凹しているところ、筋ができているところ、ぷっくりしているところなど、質感の違いで楽しませましょう。
POINT:ベタベタと丁寧に塗りすぎないのがコツです。ダイナミックに手を動かすと質感が楽しいアートになります!
一方こちらは下地の水色を水で薄めた絵の具で塗り、その上に重曹と混ぜた絵の具を使って花びらのテクスチャーを加えてみたものです。
「重曹を混ぜていない絵の具で描いた部分」を作るとなんとなくこなれたアートになるのでぜひ試してみてください。
一通り描き終わったら、直射日光が当たらない室内で乾燥させれば完成です。季節や環境によりますが、乾燥時間は最低でも1日程度みておきましょう。
乾燥後、こんな風にチャームやプレートなどを貼りつけるのもおすすめ。リボンや100円ショップのハンドメイドパーツでデコって遊ぶのも良いですね。
実際に挑戦した感想としては、リーズナブルな材料で手軽にできるので、子供のおうち遊びにもぴったりだなと思いました。もし重曹と絵の具を混ぜるのが難しかったら先に何色か作っておいてあげると良いかもしれませんね。
ちなみに思っていたよりも重曹は減りませんが、絵の具はけっこう大量に使います!今回は100円ショップの絵の具で量が少ないこともありますが、黄色と白は空っぽになり、緑系と青系もほとんど使い果たしました。
使いたい色が途中で切れるとやっかいなので、大きいボードに描く際は画材切れに注意しましょう。
出来上がった作品はオリジナルアートボードとしてインテリアに活用してみてくださいね。
以上、100円ショップの材料だけで作る重曹アートでした。
芸術の秋は重曹アートを楽しもう
気軽に楽しめてインテリアアイテムとしても使える重曹アート。
まだ道具が持てない赤ちゃんの “ファーストアート” としても人気なので、1歳記念のお誕生日などに一緒に作ってみるのも楽しいですよ。
乳幼児の場合、
重曹+絵の具を混ぜた画材を何色か用意する
→キャンバスにボトボトとランダムに数か所垂らしておく
→絵の具を乗せたキャンバスごとジップロックに入れて閉じる
→乳幼児に渡して好きにモミモミしてもらう
→ジップロックから出して乾燥させる
といった方法がおすすめ。赤ちゃんの手も汚れないし、ナチュラルで自由なアートボードを作ってもらうことができます。
スポーツや紅葉狩りに行くほどアグレッシブではないけど、この秋何か新しい趣味に挑戦してみたいという人もぜひお試しあれ。
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.