再生可能エネルギーへのシフトの実現を目指すNatureは、スマホHEMSアプリ「Nature Remo E」をアップデート。エネファーム対応として、下記4つの機能が利用できるようになった。なお、現時点ではパナソニック製のエネファームのみ対応となる。
また今回のアップデートは、本アプリのver22.1.1より利用できる。
「Nature Remo E」アップデートの概要
(1)「ふろ自動」のオンオフ
外出先から「ふろ自動」のオンオフの切り替えが可能になった。これで家に帰ってすぐに温かいお風呂に入ることができるようになる。
(2)発電モード」の切り替え
「おまかせ」と「お出かけ停止」の切り替えが行なえるようになった。「お出かけ停止」は、長期の旅行などで発電の必要ない場合に「発電停止」する機能だ。
なお、エネファームのリモコンから「おまかせ」以外の操作をしてもNature Remoアプリの表示は「おまかせ」となる。
エネファームのコントロール画面
(3)エネファームの発電量グラフ表示
エネファームによる発電状況をグラフでチェックできる。太陽光パネルとエネファームの発電量を合わせて確認できるようになり、それぞれ個別にも把握できる。
エネファーム発電量グラフ
(4)エネファームのステータス確認
ふろの温度、給湯オンオフ、残湯量、発電状態のステータスも確認できる。なお、今回のアップデートでは、ステータスの変更操作は、エネファームのリモコンで行なう必要がある。
ゼロエネルギーハウスとして自家消費率を高める際に、太陽光発電の出力が下がってくる夕方の時間帯は家庭での消費電力が増えるタイミングなので、電力会社から電力を購入する場合は多い。
このタイミングで給湯しながら発電をするエネファームを起動することにより、自家消費率を高めることに寄与する。
エネルギーフローアニメーションの改善について
これまでは太陽光発電、消費電力、蓄電池 / V2H、電力系統の4つの方向でエネルギーの流れを示していたが、エネファームを追加することに伴い、戸建ての家をモチーフにしたデザインにアニメーションを付加した新しいエネルギーフロー図に改善された。
エネルギーフローアニメーション
「Nature Remo E」について
「Nature Remo E(ネイチャーリモイー:オープン価格)」は、コンセントに挿すだけで安価で手軽に導入できる次世代HEMS。
電力の消費状況や電力料金、太陽光発電設備の発電・売電状況、蓄電池の充電量・放電量をリアルタイムにスマートフォンの「Nature Remoアプリ」から確認でき、外出先から蓄電池やEVパワーステーションのコントロールもできる。
また、スマートリモコン 「Nature Remoシリーズ」(別売)と組み合わせて使用することで、電力使用量に合わせた家電の自動制御が可能になる。なお、「Nature Remo E」は、通信プロトコル「ECHONET Lite」で機器と通信する。
構成/清水眞希