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国によってこんなに違う!覚えておきたい「コンセント」の形状と種類

2023.10.03

電化製品を使う時に欠かせない「コンセント」。世界各国で使用されているものだが、国によって形状や電圧が違うため、海外渡航の際には注意が必要だ。 

そこで本記事では、日本で主流のコンセントの形状、海外で採用される形状との違い、異なるタイプを利用できる変圧器について詳しく解説する。コンセントを使用する際の注意点も、この機会に確認してほしい。

日本で主流のコンセントの形状は? 

日本で主流とされるコンセントの形状は、大きく分けて3種類。まずは、それぞれの特徴について確認していこう。

単相100V 

日本の一般家庭用として採用されているコンセントのほとんどは単相100V」に該当する。単相100Vのコンセントは、消費電力が少ない電化製品に対応しているのが特徴。差込口のは2つ穴で、定格電圧は125V、定格電流は15A、20Aだ 

単相200V 

単相200V」は、電子レンジやエアコンなど、消費電力の多い電化製品に用いられるコンセント。単相100Vと比べて供給できる電気量が多いため、漏電を防ぐためのアースと呼ばれるパーツが取り付けられていることもある。 

近年では、大型の電化製品が普及していることもあり、住宅に単相200Vを設置する家庭も増えている。このタイプの定格電圧は250V、定格電流は15A、20A、30Aだ

三相200V 

三相200V」は、工場や商業施設などの電気を多く使う場所に用いられるコンセント。単相よりも少ない電流で同様の電力を得られる特徴がある。形状は2種類あり、通常のタイプはハの字型を取り入れた3つ穴、アースつきのタイプでは4つ穴となる。 

電力会社では、業務用の大型エアコンや冷蔵庫を使う利用者に向けたサービス「動力プラン」を用いて三相の供給を行っている。ただし、三相200Vを住宅で使う場合は工事が必要になることもあるため、事前にコンセントの形状を確認しておこう。 

国別のコンセントの形状と変圧器 

次に、国別のコンセントの形状と変圧器の特徴を見ていこう。 

フランスで使われる「C/SEタイプ」 

フランスで使われるコンセントは2種類ある。差込口が平らな形状の「Cタイプ」は、ヨーロッパ各地をはじめ、韓国やインドネシアなどの住宅に設置されている。一方で、円形状の「SEタイプ」は「Eタイプ」とも呼ばれ、消費電力の多い電化製品に使われることが多い。

電圧は220Vと日本より高く、旅行などで持ち込んだ電化製品が220Vに満たない場合は故障に繋がる可能性があるため注意が必要だ。

イギリスで使われる「BFタイプ」 

BFタイプ」の正式名称は「Gタイプ」。イギリスのほか、インドネシア、シンガポール、香港などの国で利用されている。電圧は220V240Vが主流だ。 

なお、イギリスではホテルの浴室に電気シェーバー用のコンセントが備わっている場合がある。高圧電流による漏電を防ぐためにあらかじめ電圧が低く設定されているため、消費電力の多いドライヤーなどの電化製品は使えないことを覚えておこう。 

海外の電化製品を日本で使う場合は「変圧器」が必要 

先述した通り、日本と海外ではコンセントの電圧に違いがある。そのため、日本の家電製品を海外で使いたい場合は「変圧器」を持っておくと安心だ。

変圧器は、コンセントとプラグの間に接続することで、電圧を調整する役割を担う。日本で用いられる出力コンセントの多くは「Aタイプ」を採用しているため、必ず同様のタイプに対応した変圧器を選んで入手するようにしよう。

また、あらかじめ渡航先のコンセント形状に合った本体コンセントプラグであるかも確認してほしい。

コンセントを使う際の注意点 

最後に、コンセントを使う際の注意点をいくつか紹介する。予期せぬトラブルを避けるためにも、ぜひ覚えておこう。 

たこ足配線は火災の危険性がある 

一つのコンセントに多くの電気器具を接続することができる「たこ足配線」。差しっぱなしになったコンセントの隙間にほこりが溜まり、さらに湿気が加わると、プラグの間で火化放電が生じてしまう。

この状態が繰り返されると「トラッキング現象」を引き起こし、やがては火災に繋がる危険性もある。 乾いた布でこまめにほこりを拭き取るようにするなど、定期的に掃除を行おう。

濡れた手でプラグに触らない 

水に濡れた手で直接プラグに触ってしまうと、体に電気が通りやすくなるため感電の恐れがある。また、コンセントの差込口やプラグの接続部分が水に濡れてしまった場合は、すぐに電源を切って拭き取ろう。

 

※データは2023年9月下旬時点のもの。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

※製品およびサービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/編集部

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