「BLT」という言葉を目にしたことはあるだろうか。日常生活の中では、ファストフード店のメニュー上でも見かける機会の多い単語だが、いざBLTが何の略か聞かれると、返答に困ってしまうという方も意外と多いかもしれない。
そこで本記事では、BLTは何を略したもので、どんな意味を持つ言葉を紹介する。BLTを使ったレシピや調理のコツなども紹介するので、ご家庭でBLTを楽しみたい方はぜひ参考にしてほしい。
BLTは何の略語?
まずは、BLTがどんな言葉の略語であるかを見ていこう。身近に使われる用法に加え、普段は耳にする機会の少ない医療分野における用法もこの機会にチェックしてほしい。
Bacon Lettuce Tomato
BLTは「Bacon Lettuce Tomato」の頭文字を取った略語。文字通り、Bacon(ベーコン)・Lettuce(レタス)・Tomato(トマト)のことを指す。BLTという言葉が日常会話で使われる場合、この用法で使われていることがほとんどだろう。
また、BLTは、上記3種の食材を使用した料理名や商品名として使用されることも多い。代表例としては、BLTサンドイッチ、BLTバーガーなどが挙げられる。
医療分野におけるBLT
医療分野では、さまざまな言葉の略語としてBLTが用いられる。例えば、精神医学分野ではBright Light Therapy(高照度光療法)、呼吸器医学分野ではBilateral Lung Transplantation(両側肺移植)のように、多くの病気や治療法の略称として使用されている。 学術論文などでは基本的に正式名称が併記されるが、他の名称と混同しないよう注意しよう。
BLTサンドの作り方
次に、BLTを使った料理の代表格「BLTサンド」の作り方を紹介する。味にこだわるもよし、急ぎの場合はシンプルにアレンジするもよしの便利なメニューなので、朝食やランチのレパートリーとしてぜひ覚えておこう。
BLTサンドの材料
BLTサンドを作る際に必要になる基本の材料は以下の通り。自身の好みに合わせて材料にもアレンジを加えてみるのも良いだろう。
【一人分】
・食パン 2枚
・ベーコン 2枚
・レタス 30g
・トマト 1/3個
・ケチャップ大さじ 1杯
・マヨネーズ大さじ 2杯
・マスタード小さじ 1杯
・バター 適量
・塩、こしょう 適量
調理手順
BLTサンドの調理手順は以下の通り。
1.食材の下準備をする
2.ベーコンをパンにはさみやすい半分くらいのサイズにカットし、フライパンで焼く
3.パンをカリッとした食感になるくらいにトーストする
4.パンの具材に触れる面にバターを塗る
5.パンの上にベーコン、トマト、ケチャップ・マヨネーズ等の順番で乗せていく
6.カットしたレタスを乗せ、その上にパンを乗せてはさみこむ
BLTサンドを上手に作るためのコツ
最後に、BLTサンドをより上手に美味しく仕上げるためのコツを紹介する。
食材をはさむ順番を工夫する
BLTサンドを作る際、食材をはさむ順番を工夫することが美味しく作るコツの一つ。できる限り水分をパンに付着させないこと、食材がずれないようにケチャップやマヨネーズを接着剤代わりにして具材を安定させることの2点を意識するのがポイントだ。下から、 パン、ベーコン、トマト、ケチャップ・マヨネーズ、レタスの順番ではさみこむのがおすすめ。
油分でパンに水分が染みるのを防ぐ
油分を含んだ食材を使って、パンに水分が染み込むのを防ぐのもBLTサンドを美味しく保つ秘訣。油分を多く含んだバターを具材をはさむ前のパンに塗りつけておけば、トマトやケチャップに含まれる水分がパンへ染み込むのを防ぐことができる。 なお、マヨネーズもバターと同様に油分を多く含んではいるが、バターの方が水分を遮断する効果が高く、食感にも優れる。
野菜はカットし、水分を十分に拭き取る
野菜の下準備で注意すべきポイントは、パンにはさみやすいサイズにカットした上で、水分をしっかり拭き取ることだ。水分を多く含んだ野菜をそのままはさみこんでしまうと、せっかくカリカリに焼いたパンやベーコンの風味が落ちてしまう。水分を丁寧に拭き取るひと手間が、BLTサンドの風味を最大限に味わう重要なポイントだ。
文/編集部